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「位置ゲー」という言葉をご存じだろうか。携帯電話のGPS機能を使ったゲームの総称で、2003年からこのジャンルのゲームを提供しているコロプラが提唱している呼び名だ。最近ではマピオンの「ケータイ国盗り合戦」や本田技研工業の「ケートラ」など、複数のゲームが登場している。 20代から30代の男性ユーザーが多いという位置ゲーの魅力はどこにあるのか、またどのような可能性を秘めているのだろうか。4月3日に東京都内で開催された位置情報サービスに関するイベント「第3回 ジオメディアサミット」において、マピオンのケータイ国盗り合戦プロデューサーである加藤隆志氏と、コロプラ代表取締役コロプラGM(ゲームマスター)の馬場功淳氏が登壇した。 ユーザーの70%が都心で働く大人たち ケータイ国盗り合戦は、2005年からマピオンが提供している、GPS機能を使ったスタンプラリーのような無料ゲームだ。日本全国の地域が600
「ケータイ位置情報ゲーム」というゲームジャンルがある。 ケータイのGPSや基地局位置情報等を取得できる機能を使い、ある場所に来た記録をスタンプラリー的に競ったり、移動距離を競ったり、或いはそれらの値を変数に起こるイベントを楽しんだり、ユーザ間のコミュニケーションを楽しんだりといった類のゲームだ。 まだまだ市民権を得ているとは言えないゲームジャンルではあるが、一部ユーザの熱狂振り、そしてその行動力は驚かされる物がある。 「あんてなめぇ」という、au/KDDIケータイで遊べる、個人運営のケータイ位置情報ゲームがある。 おそらく、ユーザ数規模は数千人規模のサイトなのだが、先日、参加者全員を6チームに分け、14日以内のチーム全員の累積移動距離で勝敗を決める、という期間イベントがあったのだが、非常に盛り上がり、参加者全員での総移動距離が56万5612.4kmにも達した。 実に地球14周分だ。
携帯電話の位置情報を使って遊ぶ「位置ゲー」というジャンルのゲームが注目を集めている。ユーザーの現在地や移動距離などに応じてゲーム内のアイテムや通貨が獲得できるというもので、いつでも持ち歩ける携帯電話の特性をうまく生かしたジャンルといえるだろう。 この位置ゲーの最古参企業で、位置ゲーというジャンル名を名付けたのが「コロニーな生活☆PLUS」(略称:コロプラ)という携帯電話向けの無料ゲームを提供しているコロプラだ。ユーザーは移動距離に応じてゲーム内通貨をためたり、位置によって異なるゲーム内アイテムを獲得したりしながら、コロニーと呼ばれる島を育てていく。 もともとはコロプラ代表取締役の馬場功淳氏が個人で運営していたサービスだが、サービスの拡大に伴って2008年10月に法人化。現在は毎月20%超の成長を続けており、2009年5月末現在で利用ユーザー数は20万人、月間ページビューは2億8000万PV
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