f/22編集長 満若勇咲 ※4月30日 加筆修正しました。 f/22が松江哲明監督に抗議声明を出して3カ月が経とうとしている。未だに『童貞。をプロデュース』問題に関心を持ち続けている人はあまりいないだろう。しかし問題はまだ解決していない。そこでf/22は加賀賢三さんと直井卓俊さんとの対談記事を公開することに決めた。記事公開の経緯ついてはこちらを一読いただきたい。 昨年、僕はf/22の編集長として加賀さんにインタビューを行い、年末の対談にも参加した。今回の公開にあたり、なぜ僕がこの問題に拘り、どのような問題意識で臨んでいるのかをはっきりとさせておこう。 『童貞。をプロデュース』問題のあらましは、『f/22』第2号、及びウェブサイトの記事を参照頂きたい。 作り手の“失敗” 2017年、『童貞。をプロデュース』10周年記念上映の舞台挨拶で、出演者の加賀賢三さんが起こした騒動に端を発したこの問題は