カバーは30日、プレス向けに「VTuber市場に関する勉強会」を実施。社長である谷郷元昭氏が登壇し、VTuber業界が伸びた背景やVTuberのファン層分析、その市場で自社が運営するVTuber事務所「ホロライブ プロダクション」の成長過程などについて解説した。以下のスライドは、その一部だ。 「ホロライブ」といえば、「にじさんじ」とともに2大事務所としてVTuber業界で語られる存在だ。説明会では、2020年1月に開催したhololive 1st fes.「ノンストップ・ストーリー」後にチャンネル登録者数が大きく伸びて、当時調達した7億円の資金を使わなくて済んだというエピソードが語られたが、その背景にはどんな要因があったのか。 また、別のパートでは、グローバルインフォメーションの資料を引き合いに、VTuberの世界市場は2021年の約2421億円から、7年後の2028年には10倍以上の約2
バーチャルライフマガジン ノベルを執筆する感覚で誰でも3Dアニメーションを作れる『Hatch-Pot VR(通称:ハッチポット)』の体験会に行ってきました。 『ハッチポット』はセリフやシナリオを入力するだけでVRアニメーション制作ができるツールです。 Unityを弄ったり、自分でプログラミングしたりしなくても、AIが脚本に合わせて自動的に3Dアニメーションを自動生成してくれるんだそう。 手持ちのVRMファイルさえあればキャラクターを追加して自分好みに動かせるので、いつも自分が使っているアバターを動かして遊んでみたり、YouTuberさんなら自分のオリジナルドラマを制作したり。 専用のソフトをDLせずとも、WEBブラウザで一連の操作が完結するといった点もかなりお手軽。 『ハッチポット』代表のタカノさんいわく、『これまでのアニメ制作とは全く違うVR制作ツールです。』『このツールを使ってYouT
ビジュアルクリエイティブディレクターのMuRo氏が発表した「Shoost」はユニークなツールだ。「いい感じの雰囲気の絵を簡単に作りたい! キャラクターをきれいに魅せたい!」という思いから生まれた本ツールは、3つのレイヤーを重ね合わせ、その上から撮影効果を付与することで、画面・映像を作るという今までにない立ち位置のツールと言える。しかしながら、独特なツールゆえに、どのようなものかイメージがわかない人も多いかもしれない。 本記事では、「Shoost」を実際に動かし、簡単な作品を作りながら、機能や優れている点を紹介していく。 人物画像+背景画像 まず、公式にも紹介されている、人物画像と背景画像を組み合わせた使い方を試す。 「Layer 2」 に人物画像を配置 まずは、主役となる人物画像から配置する。「Layer 2」を「Import Item」に設定し、画像アイコンをクリック。今回は「いらすとや
2月25日にKADOKAWA、MF文庫Jの新文芸作品として刊行のライトノベル作品「人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……?」(以下、「人外教室の人間嫌い教師」)。既報の通り、VTuber/バーチャルライバープロジェクト・にじさんじに所属するバーチャルライバー兼新人作家の来栖夏芽さんが手がけたことで大いに話題になり、発売前の発表から約2週間で初版増版した本作。 本コラムでは、そんな来栖夏芽さんの処女作について筆者が注目すべきと考える点について紹介する。なお、ネタバレはないので、安心していただきたい。 「にじさんじ所属バーチャルライバー」が異例の経緯で作家に 著者である来栖夏芽さんは、にじさんじに所属するバーチャルライバー。普段は本と散歩を趣味に、YouTubeを中心にゲーム実況や雑談、ASMRを中心に配信活動を行っている。そんな、にじさんじに所属する来栖夏芽さ
キズナアイといえば、「バーチャルYouTuber」(VTuber)というジャンルを創った草分けの存在。「世界中のみんなと、あなたとつながりたい」を目標に、5年以上に渡ってバーチャルタレントの可能性を広げてきた彼女だが、2月26日のオンラインライブ「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」をもって無期限の活動休止となる(ニュース記事)。 XR/VTuber/メタバースの専門メディアとして、2017年2月に2万字のファーストインタビューを実施したPANORAでは、活動休止前のラストインタビューも敢行。他誌合同でメールにて質問を投げて、動画で今の心境を語ってもらった。 *元の意図を伝えるために、ほぼ書き起こしの状態で編集しております。 「バーチャルはみんなの素敵な次の世界」 ──今回、休止前のラストライブは1809人のバーチャルタレントが参加するな
ユーザーローカルは、パソコンとWebカメラだけですぐにVTuberになれるサービス「ユーザーローカルWebcam VTuber」を提供開始した。利用料は無料。 ●Webcam Tuber https://vtuber.userlocal.jp/ 「Webcam VTuber」は、AIアルゴリズムによってカメラ映像から顔の動きや瞬きを読み取り、画面内のVRMキャラクターにリアルタイムで反映する。ハンドトラッキングにも対応しており、腕や手のひら、指の動きを3Dモデルに反映可能だ。ソフトウエアをインストールすることなく、Webブラウザーからすぐに利用できる。 ・利用マニュアル:https://info.userlocal.jp/vtuber_tool 顔の表情変更やキャラクター変更にも対応しており、すべての機能を無料で利用可能。無料配信ツールのOBS(Open Broadcaster Softw
バルスは、11月20日に開催したVTuber・宗谷いちかによるソロライブ「Ichika Souya 2nd Q Re:18:2」の制作についての製作秘話と今後の展望発表した。 宗谷いちかは、歌やバラエティー企画などで活動するVTuberで、774 inc.所属ユニット「有閑喫茶あにまーれ」のメンバー。ソロライブ「Ichika Souya 2nd Q Re:18:2」は、そんな宗谷いちかの誕生日を記念して開催されたオンラインライブで、自身としては2回目となるソロイベント。2021年に新たに見直されることの多かった「東京」という街をコンセプトに選び、バーチャルライブでの新しい映像表現に挑んだ最先端のライブとなった。 実働スタッフの人数は約30名 観客を飽きさせない、あらゆる演出を詰め込んだバーチャルライブに仕上げるべく、ライブに関わったのはアーティスト本人を除いて合計12名。その陣容はディレク
12月11・12日の2日間にわたって開催された「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」(以下、サンリオVRフェス)を体験してきた。音楽フェスカルチャーの潮流を一段階押し上げるような、未来と可能性に満ちたイベントだったと心から思う。2日間観て回った本イベントを音楽フェスやVRカルチャーの観点からレポートしていきたい。 はじめに。 11月18日に公開した事前レポート記事でアーカイブがあると書いてしまいましたが、それは私の勘違いでした。12月6日の時点で訂正を行いましたが、それによりご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。 音楽フェスカルチャーの新潮流の可能性 サンリオVRフェス B2エリアで演奏するパソコン音楽クラブ リアルの場で活動するアーティストや、VR上で活動するVTuberやクリエイターなどがサンリオをハブにしてひとつのフェスに出演するという
VRデバイスの低価格化に加え、社会情勢による巣ごもり需要の拡大などにより、盛り上がりを見せているソーシャルVR/メタバース。「VRChat」は、複数存在するソーシャルVRサービスの中でも特にユーザー人口が多い、代表的な存在です。本連載では、VRChatの最新トレンドを、日々10時間以上同サービスに浸かっており、NPO法人公認VR文化アンバサダーとしても活動しているアシュトンが伝えていきます。 VRChatにおける「VTuber」の存在感 日々ユーザーにVRChatを始めた理由を聞いていると、ソーシャルVR内での「VTuber」の存在感に驚かされることがある。例えば、ミライアカリさんやのらきゃっとさん、現在は積極的にVTuberとして名乗っていないが、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんことねこますさんなどをきっかけに「VRChat」の存在を知ったという人も多いし、最近だと特に「
雑誌「cohaku」に掲載された小鳥遊キアラさんのインタビュー記事 PANORA読者の皆さん、初めまして。ドイツ・フランクフルト在住のライター、Katahoと申します。 6月の頭、ドイツの雑誌にホロライブEnglishに所属する小鳥遊キアラさんのインタビュー記事が掲載されました(上の写真)。コスプレ専門誌「cohaku」の31号で、6ページにわたるロングインタビューです。記事の中で小鳥遊キアラさんは、VTuberになったきっかけや、その魅力などさまざまな質問に答えています。 ドイツメディアが日本のVTuberを紹介 ところで、ヨーロッパで日本のポップカルチャーが人気だと聞くと、皆さんはどの国を思い浮かべますか? 多くの方はフランスと答えるかもしれません。フランスとドイツのどちらでより人気があるのかという答えのない議論は避けるとして、本稿では、ドイツで広がりを見せている日本発のポップカルチャ
2018年のデビュー以来、ライブやバーチャル握手会&チェキ会など「現場」を中心に活動し、着実に実力と人気を高めてきたVRアイドル・えのぐ。昨年もその歩みを止めることはなく、バーチャル界を代表する正統派アイドルとしての存在感をさらに増していき、12月29日には、飛躍の一年を締めくくる「えのぐワンマンLIVE2020 -だからいま、ここにいる。-」をヒューリックホール東京で開催。ニコニコ生放送での有料同時配信も行った。 第一章と第二章の二部構成で、「えのぐ結成からの約3年間の軌跡を追憶するストーリーライブ」(えのぐ公式サイトより引用)という新たな形式で開催された2020年最後のライブ。ここでは、新曲「Present for you!」を含む全14曲が披露された第一章をレポートする。 まさかの実写映像から公演がスタート 「LIVE×ドキュメンタリードラマ」をテーマに掲げたこのライブ。最初にステー
「スコットランドニキ」として有名なライアンさん。スコットランド、グラスゴー出身の27歳。5月から日本で翻訳者として働いている VTuberといえば、日本発祥の新しいネットカルチャーだ。その勢いは国内だけにとどまらず、世界のあちこちでVTuber好きを生み出している。 例えば、このジャンルを作ったキズナアイさんも、2017年に英語圏で火がついて一気に登録者を伸ばした。白上フブキさんや神楽めあさんなど、中国のbilibiliで人気を博しているVTuberも多い。ここ半年ぐらいの変化としては、「にじさんじ」や「ホロライブ」の動画や生配信でも英語のコメントが目立ってきている。月ノ美兎さんの「つきのみと没カット集」や、白上フブキさんの「Astronomia FUBUKIDANCE」など、完全に海外の勢いで再生回数が大幅に伸びたものも出てきている(関連記事)。 一体、海外のファンは、何をきっかけにVT
バーチャルシンガーの花譜(KAF)は1日、東京・恵比寿にあるLIQUIDROOMにて初のワンマンライブ「不可解」を開催した。 約2時間のステージで19曲と1編のポエトリーリーディングを披露し、会場に集まった観客のほか、生中継を配信した全国14ヵ所のライブビューイング会場やYouTube Liveで見守った視聴者の心を大きく揺さぶった。 ネットでの熱狂はすさまじく、YouTube Liveの同時接続数は2万(!)を超え、Twitterではライブのハッシュタグ「#花譜不可解」が世界(!!)のトレンドで1位に輝くほどの勢いで、「伝説のライブだった」「世界が変わった」と絶賛が相次いだ。筆者の周囲のVR・VTuber関係者も衝撃を受け、15歳の少女から受け取った何かを伝えようと高い熱量でネットに想いを綴っていた。 バーチャルYouTuber(VTuber)の音楽ライブというと、今となってはそう目新し
バーチャルAV女優を名乗るKarinさんは6月15日、バーチャル風俗体験会を実施した。60名以上の応募者から選ばれた4人がVRゴーグルをかぶってアバターの体でバーチャル空間に入り、Karinさんと二人きりで裸になってサービスを受けるというもの。今回はテスト運用ということもあって無料で提供した。 2017年末以降のバーチャルYouTuber(VTuber)の一大ムーブメントを見ればわかるように、キャラクターの見た目だからこそ提供できる価値というのは確かに存在する。見た目と中身の大きなギャップをつくれたり、インターネットを介してVR空間でのイベントに出演できたりと、生身の限界をいくつも超えてきた。 PANORAでもVTuberと1対1で話せる「VTuberおしゃべりフェス」や、VTuberを店頭集客に派遣する「バーチャル派遣サービス(仮)」などを実施してきたが、対話が鍵になる職業はバーチャルキ
昨年12月に突如、巻き起こった「バーチャルYouTuber」旋風。年をまたいで1月に入った現在でも新たなバーチャルYouTuberが続々とデビューしている状況ですが、そのムーブメントを押し上げた立役者の一人に、「輝夜月」(かぐやるな)さんがいます。 Mika Pikazoさんがデザインした可愛い見た目なのに、予想もつかない展開で勢いあるトークと、一度聞いたら忘れられないパンチのある声質というギャップにハマる人が続出。12月9日の動画投稿開始からわずか1ヵ月半でチャンネル登録者45万人、Twitterフォロワー数25万人という脅威の伸びを見せています。 一方で公式サイトも用意されておらず、まだまだ謎が多い彼女です。ということで、過去にバーチャルキャラに何人もインタビューしてきたVRおじさんこと筆者(広田)が突撃取材を申請。晴れて輝夜月さんのバーチャル空間に入り込んで、お手伝い係であるAO 1
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