再評価の機運高まる加藤和彦「帰って来たヨッパライ」(ザ・フォーク・クルセダーズ、1967年)、「あの素晴しい愛をもう一度」(加藤和彦・北山修、1971年)、「タイムマシンにおねがい」(サディスティック・ミカ・バンド、1974年)、「悲しくてやりきれない」(ザ・フォーク・クルセダーズ、1967年)、「不思議なピーチパイ」(竹内まりや、1980年)、「白い色は恋人の色」(ベッツィ&クリス、1969年)、「家をつくるなら」(加藤和彦、1971年)……。 ある年代以上の音楽好きにとっては常識なのかもしれないが、日本のポップス史上に燦然と輝くこれらの曲は、すべて同じ人物によって作曲されたものである。 その人の名は加藤和彦、愛称「トノバン」。 1947年、京都に生まれた加藤和彦。 1965年に結成したザ・フォーク・クルセダーズで1967年にプロデビューすると、ファーストシングル「帰って来たヨッパライ」