【AFP=時事】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(Reporters Without Borders、RSF)」が16日に発表した年次報告書によると、過去1年間で殺害された報道関係者の数は66人に上った。05年以降に殺害されたジャーナリストの総数は720人となった。 【AFP記者コラム】「イスラム国」の斬首動画が報道機関に突きつけた課題 なかでも、米国人記者のジェームズ・フォーリー(James Foley)氏とスティーブン・ソトロフ(Steven Sotloff)氏が、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」に斬首された事件は、昨今の紛争を取材する際の極度の危険性を浮き彫りにした。 この1年間で殺害されたジャーナリストの全体数は、「平和な」国での死亡件数が減ったことで1年前の71人からわずかに減った。しかし誘拐の件数は昨年から