天旗まつり本年度中止 気仙沼観光協会方針 毎年2月に開かれる宮城県気仙沼市の冬の名物行事「気仙沼天旗まつり」が、次回は中止される見通しとなった。主催者の気仙沼観光コンベンション協会(斎籐徹会長)によると、会場の同市朝日町の商港岸壁が東日本大震災で地盤沈下した上、多くの会員が被災し予算上のめどが立たないことが理由という。 同協会の本年度事業計画を審議した通常総会が27日、市内であり、承認された予算案には「天旗まつり」の開催経費が盛り込まれなかった。 事務局は「会場の安全確保と予算面の問題が厳しい。現時点では行わない方向で内部の意見がまとまっている」と話す。本年度の一般会計予算は会費収入、事業収入の大幅減で前年度比27%減の約1420万円。 天旗まつりは、気仙沼伝統の日の出だこや工夫を凝らした創作だこを愛好者や市民グループが出品。絵柄の出来栄えやたこ揚げの腕前を競う。 ことし2月にあっ