埼玉県の秩父商工会議所は今月中旬から、回覧板で「地元商工業者も困っています」とのタイトルの文書を市内で回覧し、飲食店の利用などを呼びかけることを決めた。 市や関係団体に申請した。 文書は「自粛ムードで飲食店の利用が激減するなど、地元商工業者も非常に厳しい状況」として、〈1〉歓送迎会はキャンセルしないで〈2〉節電で消灯する店舗も利用して〈3〉地元での買い物に協力を〈4〉知人・友人に旅館や民宿を紹介してほしい――などと訴えている。 同商工会議所によると、事業者からの景気悪化に伴う相談件数は、今年1月が20件、2月が16件だったが、3月は42件。「多額の設備投資をしたのに震災で客数が激減し資金繰りに行き詰まる」(サービス業)、「計画停電の時は調理できないので、パックを作って販売しているが売れ残ってしまう」(ラーメン店)などの相談が寄せられているという。 ガソリン不足や停電に伴う鉄道の運休を受け、