印刷 「1%の手先、李明博OUT(アウト)」と記したプラカードを掲げて米韓FTAの強行可決に抗議する若者ら=23日、ソウル、中野晃撮影 ソウル中心部の広場に23日夜、1万人余りが集まり、韓国国会で与党が強行可決した米国との自由貿易協定(FTA)に反対する集会があった。参加者らは「批准無効、李明博(イ・ミョンバク)(大統領)退陣」と連呼。繁華街に向かおうとしたところで警察が放水で鎮圧にかかり、一時騒然となった。 参加者の大半は若者だった。ソウル市の申珠熙(シン・ジュヒ)さん(26)は大学卒業後、就職活動を続けている。「FTAで利益を得るのは大企業などの強者。弱者は被害を受けて格差が広がるだけ」。友人で非常勤職の鄭然慶(チョン・ヨンギョン)さん(26)は「大企業が得をしても庶民に恩恵は回らない」と話した。集会には若者の間で絶大な人気がある政治風刺のインターネットラジオ番組の出演者も登場。「