大晦日(おおみそか)の東京・日比谷公園に「年越し派遣村」が設けられ、「派遣切り」で住まいを失った人が寝場所を求めて続々と集まったのは九年前。衆院選で安倍晋三首相は雇用の改善を強調するが、不安定な非正規雇用の割合は高止まりしたままだ。東京湾岸一帯の倉庫や工場で働く非正規労働者からは、将来を描けない不安の声が漏れた。 (中沢誠、写真も)
米労働市場に異変が起きている。25~54歳の働き盛り世代の男性の労働参加率が落ち込み、主要国で最低水準に沈む。経済のグローバル化に伴う製造業の衰退など先進国共通の原因に加え、「オピオイド」(総合2面きょうのことば)と呼ぶ薬物のまん延という米特有の事情が無視できなくなってきた。中毒の広がりは経済的に苦境に陥った白人層に目立ち、この層の不満は台頭する白人至上主義の温床にもなっている。支持基盤が重なるトランプ大統領にとって、重い政策課題だ。
加藤厚生労働大臣、残業代ゼロ法案と時間外労働の上限規制案を一本化した労働基準法改正案の国会提出を語る 8月3日の内閣改造により、加藤勝信・前働き方改革担当大臣が厚生労働大臣に就任した(働き方改革担当大臣を兼務)。 翌日8月4日のNHKニュースによると、加藤大臣は「高度プロフェッショナル制度」を盛り込んだ労働基準法の改正案と、時間外労働に上限を設ける労働基準法の改正案の2つの労働基準法の改正案を、一本化して国会に提出したい考えを示したという。 ●労働時間規制外しと時間外労働上限 一本化し法案提出 厚労相(NHKニュース2017年8月4日) 4日のインタビューでその理由を加藤大臣は、次のように語ったという。 労働基準法の改正案で2つの法案が出ることは混乱を招くおそれがあり、1つにして提出することによって混乱が生じないようにすべきだ。労働政策審議会で法律要綱に関して議論いただくことになる この発
今回「りっすん」に登場いただいたのは、コラムニスト、ラジオパーソナリティ、音楽プロデューサー、作詞家など、マルチに活躍されているジェーン・スーさん。独自の視点と表現力が人気ですが、普段はどんなことを考えながら仕事と向き合っているのか。また、どのような出来事が現在の彼女を形作っているのか。詳しい話を伺いました。 社会人経験を経て、36歳でコラムニストデビュー 現在のお仕事をされる前は、会社員として働いていたとお聞きしています。あらためて、これまでのキャリアを簡単に教えていただけないでしょうか。 ジェーン・スーさん(以下、ジェーン・スー) まず、大学を卒業し、新卒でレコード会社に就職しました。元々音楽が好きだったので、音楽業界で働ければいいなと思っていて。そこで28歳まで働いてから、同業他社に転職しました。そして、31歳でメガネ屋に転職をして、35歳になったところで会社員生活に終止符を打ちまし
政府が導入を目指している罰則付きの時間外労働の上限をめぐる労使協議で、連合が繁忙期の上限について「月100時間未満」などとするよう求めているのに対し、経団連は経営への影響を考慮し受け入れられないと反発しており、来週中の合意を目指して調整が続けられる見通しです。 さらに、上限規制の在り方などについて、法改正から5年後に再検討することを労働基準法の付則に明記することで、ほぼ合意に達しました。 ただ、最大の焦点の繁忙期の上限をめぐり、連合は、いわゆる「過労死ライン」を下回ることを明確にしたいとして、「100時間未満」などとするよう強く求めているのに対し、経団連は、経営への影響を考慮すれば、「100時間」がギリギリの線で、「未満」と明記することは受け入れられないと反発しています。 このため、双方が当初目標としていた10日中の合意は難しい情勢で、来週の17日に予定されている働き方改革実現会議に向けて
はじめまして。コグチスミカです。普段は別名義で、小説家、ライターとしてほそぼそと活動しています。現在、1歳児の子育てに奔走中の主婦です。 今回、どうしてもこの件について書かずにはおれず、だれかに知ってほしくて筆を取りました。 この記事を読んだ友人知人は、私がだれだか気づくかも知れませんが、どうか言及しないでいただきたいのです。あなたたちに正体がバレることはなんの問題もなく、むしろ喜ばしくすらあるのですが、クライアントにバレたら失職するかもしれないのです! キュレーションサイト「炎上」を生き延びたライターとして 2016年11月末、DeNAの運営する医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が、炎上し、公開停止しました。例えば「胃痛 原因」などのキーワードで検索すると、Google検索で必ず上位に表示されていた大手のサイトでした。ですが、その記事の内容は、私たちのような単価の低いライターによって
電通過労自殺問題をきっかけに、「ブラック企業を許すな!」という声が、日本でますます大きくなっている。ブラック企業の話になると、「企業体質」の問題に焦点が当てられることが多い。長時間労働や、パワハラ上司の存在が当たり前になっているという話だ。しかし、ブラック企業の問題は、それだけではない。サービスを受ける「お客」側も、労働環境の悪化に一役買ってしまっているのが、現状だ。こうした指摘をする、ある会社員の次のようなツイートが、2万6000回以上リツイートされている。 ブラック企業をなくしたいなら、社員にまともな賃金を払っている、適切な労働時間を働かせていることによって生じる不便さに寛容でないと。「土日休みなんで納品までにもっと時間かかります」「定時過ぎたんで会社もう閉めました」と言われて文句言う人は、言ってみれば「ブラック市民」ですよ ■過剰なサービスを要求する「お客様」 あなたも、理不尽
「高知の5月の有効求人倍率は1.11倍。しかしこれはパートを含めた数字で正社員に限ると0.5倍。全国平均の1.36倍も、正社員に限ると0.87倍。1倍を超えているのは東京、富山、福井、愛知など8都県だけ」 アベノミクス 労働 貧困
企業の採用面接前、控え室でノートを見返す学生たち。都市部への人口流出も地方の有効求人倍率を上げる要因に=東京都墨田区で、喜屋武真之介撮影 有効求人倍率改善の主因は労働力人口減? 増え続ける非正規の割合 「数字はうそをつかない」と言われる。安倍晋三首相は最近、雇用関連の統計を挙げ、アベノミクスの「成果が出てきた」と繰り返し訴える。アベノミクスの評価が争点の一つとなる参院選を前に、数字がどれほど雇用改善の実態を示しているのか、現場の声を聞きながら考えてみた。【小林祥晃】 「1人の求職者に対して1人分の職があるという『有効求人倍率1倍』を、史上初めて全都道府県で実現した」「雇用を3年で110万人増やした」「正社員は26万人増えた」 この記事は有料記事です。 残り2532文字(全文2779文字)
一般事務の仕事が合わなかった。 はてなブックマーク - 一般事務の仕事が合わなかった。 努力という概念がすっぽり抜け落ちている人間には「はいそうですね」としか言いようがない。能力がなくて努力もしたくないなら底辺で生きていくしかないわな。努力しなくて能力がある人間なんて見たことないし。 「自分のような仕事できない人がやる仕事なんだな、一般事務って、って思ったり。」おまえ、それも務まらなかったくせに何寝ぼけたこと言ってんだよ。 なんの仕事やっても同じような事言ってると思う。 文型理系も何も関係ない。自分の仕事をきっちりこなせない人はどこで何やっても言い訳して逃げるだけ。 ここまで客観性皆無の身の程知らずのバカに「フィールドワークとか資料を読んで、課題を見つける」なんてことが業務レベルでできるはずない。こりゃ「私には合わない」って拗ねて無職でいてくれたほうが社会のため。 「自分馬鹿だから…」って
府中緊急派遣村労働組合 川名法男 東芝府中工場のエレベーター塗装職場で働いていたフィリピン労働者は、雇用主(株)中村塗装店から「昨年末に東芝エレベーターから競争入札の結果請負契約を解除されたため、本年3月31日付けで東芝府中工場内の中村塗装店の事業所を閉鎖するので雇い止めする」ことを通告された。彼らは府中緊急派遣村労働組合に相談し、組合に加入して闘うことを決意し、10名でKABISIGI(カビシギ・団結の意味)分会を結成した。 *写真=3月16日 3月16日夕方退社時に彼らは、東芝府中工場南門でカビシギの旗を高々と掲げ、退社する労働者に彼らの要求を訴えた。3月25日中村塗装店との団体交渉が行われ、1人1人が切々と思いを訴えた。その結果、カビシギは会社提案をベースに金銭解決に合意し、また会社は彼ら一人一人に感謝状を出すことを認めた。 この合意に基づき4月16日に9人(一人はフィリピンに一時帰
正社員のときにがんになって転職した人のうち、40%を超える人が、契約社員やパートなどの非正規社員になっていたとするアンケート結果を大手調査会社がまとめました。 その結果、がんになったあと、当時の職場を退職し別の職場に転職した人は、全体の14%に上り、このうち、契約社員やパートなどの非正規社員になった人は44%に上っていました。 退職の理由について尋ねたところ、「体力面などから継続して就労することが困難だった」と答えた人が全体の25%、「治療と仕事を両立するために活用できる制度が勤務先に整っていない」と答えた人が12%などとなっていました。 一方、同じ職場で働き続けることができた人に理由を尋ねると、「上司の理解や協力があった」が46%、「同僚の理解や協力があった」が33%などとなっていました。 調査を行った三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島洋子主席研究員は、「いったん会社を辞めた方は
菅官房長官「44年9月から45年8月の終戦までの間に国民徴用令に基づいて朝鮮半島出身者の徴用が行われた」「ILOの強制労働条約で禁じられた強制労働に当たらない」該当条約読んだが、60日越えて働かせたら強制労働では… 労働 これはひどい 歴史
強制労働には当らないという根拠の戦時労働だがあくまで緊急かつ臨時のもので(60日越えてはならない)、「懲罰の脅威のもとで働かされ」60日を越えたケースも多かった朝鮮人の労働が強制労働ではないとは大きな疑問 歴史 労働
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