みんなの党は21日の役員会で、日本維新の会との参院選での選挙協力を解消すると正式に決定した。維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦などをめぐる発言やこれを撤回しない同党の対応を受け、協力は不可能と判断。渡辺喜美代表は席上、「政策以前の基本的価値観で大きな違いが生じた」と述べた。 みんな、維新両党は、12の1人区を含む計25の選挙区での候補者一本化と共通公約作成で合意していた。みんなは今後、維新が候補を擁立する千葉(改選数3)など複数の選挙区で独自候補を立てることを検討する。 みんなは、橋下氏の発言を受けて17日に協力を凍結。在沖縄米軍に風俗業利用を勧めた発言の撤回を求めたが、維新側が応じなかったことから、解消に踏み切った。役員会では東京都議選に関する協力の解消も決めた。