文化庁は28日、フランスなど6カ国共同で世界文化遺産に推薦したフランス人建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)設計の国立西洋美術館本館(東京・台東)など19件の建築物について、ユネスコの諮問機関から「世界遺産にふさわしくない」とする不登録の勧告を受けたと発表した。日本の遺産候補が不登録勧告を受けるのは初。正式な可否を決める6月の世界遺産委員会で不登録の決議が出ると再挑戦ができなくなること
「ささ圭」のかまぼこ工場は津波で90度ねじまげられた=平成23年3月31日、名取市閖上(写真:産経新聞) 宮城県の名産で「笹かま」と親しまれている「笹かまぼこ」の生産業者も、東日本大震災で大きな被害を受けた。生産設備が修理でき操業を再開した業者もあるが、販売ルートは絶たれ、観光客需要も激減している。そんな苦境の中で生産者たちは「笹かまぼこ文化を絶やすな」と気力を振り絞っている。(城野祟) 笹かま発祥の地とも言われる名取市閖上(ゆりあげ)地区の「ささ圭」では、津波で工場3棟が全壊し従業員2人が帰らぬ人に。1人も行方不明のままで、佐々木圭亮社長(59)は「今後を考えると、悪い想像ばかり浮かんだ」。地震から10日後の3月21日、従業員を集めていったん全員解雇を伝えた。「もう廃業しかない」という思いだった。 だが数日後、石巻市の同業者の同級生の電話に、頭を殴られたような衝撃を受けた。「『石巻は
お年寄りの食事を手伝うサンドラ・オタカンさん=福島県白河市の「小峰苑」、斎藤写す 東日本大震災で震度6強を記録した福島県白河市で、フィリピンから来た女性たちが老人ホームで献身的な介護を続けている。原発事故の影響に不安を抱え、帰国を請う家族に心揺れながらも、お年寄りに寄り添い続けている。 約80人が入居する白河市新夏梨(しんなつなし)の特別養護老人ホーム「小峰苑」。介護士の資格を取るために実習中のジェンマ・ファナイさん(45)はその時、施設内のソファに座って、入居者と片言の日本語でおしゃべりを楽しんでいた。 経験のない揺れ。建物がきしみ、体がこわばる。閉じこめられてはいけない――。とっさに走って窓を開けた。「本当に怖かった。でも、皆さんがいたから、私がしっかりしなくてはと思った」。揺れがおさまると、入居者一人ひとりに声をかけながら上着と毛布を配った。「だいじょうぶ。寒くない?」 来日
【エルサレム時事】エルサレムの中央バス停付近で23日午後3時(日本時間同日午後10時)ごろ、爆弾が爆発し、少なくとも25人が負傷したもようだ。1人が重体という。イスラエル放送が伝えた。AFP通信によると、爆弾は公衆電話の近くで爆発したという。 イスラエルをめぐっては、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区からイスラエルへの迫撃砲やロケット弾による攻撃が相次いでおり、イスラエル軍は報復攻撃を繰り返している。 【関連記事】 「ドバイ暗殺事件」イスラエルに反省の色なし 〔写真特集〕イスラエル軍 ガザ支援船襲撃 〔写真特集〕イスラエル軍ガザ侵攻 バーミヤン石仏、復元見送り=「暴力の証拠」に保存 イラン、中東政変に影響力=「野党と接触」と懸念
2011年02月13日14:20 カテゴリメディア 「無縁社会」キャンペーンの恥ずかしさ 昨夜のNHKの「無縁社会」の番組が、あちこちで話題になっている。私は「働く世代の孤立を防げ」というタイトルだけで見る気がしなかったが、内容は想像以上に恥ずかしいものだったようだ。それは上のイラストからも感じられるが、きわめつけがスタッフの作ったとみられる自作自演のつぶやきだ。 朝日新聞の「孤族」キャンペーンとも共通するのは、日本は本来「有縁社会」で、その縁が失われるのは嘆かわしいという湿っぽいノスタルジアだ。しかし島田裕巳氏も指摘するように、人々は経済成長によって縁を失ったのではなく、高度成長期に自由で豊かな生活にあこがれて都市に集まり、みずから「無縁化」したのだ。小池和男氏などの調査でも明らかなように、日本人が「社縁」の好きな会社人間だというのも幻想である。 ところがNHKは、この問題を逆に見て「2
ウィキリークス創設者アサンジの「強姦」原告者が、テロ行為で有罪判決を受けたこともあるCIA工作員とつながりがあった、という記事が「Raw Story」に掲載されていたので、こちらも訳しておく。 ここまでの関連記事 ウィキリークス・アサンジ氏の「強姦」容疑は「コンドームなしセックス」が口実[絵文録ことのは]2010/12/08 ウィキリークスの本当の「恐怖」――情報の受け手のリテラシーが問われるとき[絵文録ことのは]2010/12/08 なお、以下の見解はすべてRaw Storyの記事によるものであり、訳者の見解というわけではない。 発覚:アサンジ「強姦」原告は悪名高いCIA工作員とつながり Revealed: Assange 'rape' accuser linked to notorious CIA operative | Raw Story By David Edwards 2010年
日本では、毎年3万人を超えるひとたちが自らの意思で死を選んでいる。これは、「市場原理主義」による改革により、日本人の安心が奪われてしまったからだと説明される。 だが国際的な自殺率の比較を見ると、日本の自殺率(10万人あたりの自殺者数)が24.4なのに対し、市場原理主義の国アメリカの自殺率は11.0、イギリスにいたっては6.4だ。この統計を素直に解釈すれば、日本をアングロサクソン型の市場原理主義国家にすれば、年間1~2万人のひとが自殺から救われることになる。市場原理と改革を声高に批判するひとたちは、これをどのように説明するのだろう。 年功序列と終身雇用は真面目に働く労働者にやさしいシステムで、それを「市場原理主義者」が成果主義で破壊したために、追い詰められたサラリーマンが自殺していく、というのが定番のストーリーだ。でもかつて、サラリーマンはほんとうにそんなに幸せだったのだろうか。 『残酷な世
【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)の最高裁は最近の判決で、男性による妻子への暴力について、体に跡が残らない程度なら、「しつけ」の一環として容認されるとの判断を示した。同国紙ナショナル(電子版)が18日報じた。 判決は、妻や娘をたたいたり、けったりした男に下されたもので、結論としては、妻子がけがしたとして、男側の敗訴となった。 ただ、裁判長は判決文の中で「(法は)夫に(しつけるための)権利を認めているが、限度を守る必要がある」と指摘。男は、しつけのための体罰を認めるシャリア(イスラム法)の権利を乱用したと判断された。 【関連記事】 米国人ビジネスマンを解放=反体制支持容疑2年半拘束−イラン 印同時テロ、3年前に警告=被告の妻がFBIに情報−米 ビンラディン容疑者、パキスタン北西部で快適に生活=CNN 〔特集〕裁判員制度 スタート1年 〔写真特集〕知られざる塀の向こう側
愛知県岡崎市立中央図書館は28日、利用者163人分の個人情報がインターネットを経由して外部に流出したと発表した。05年6月末時点で図書の予約や返却延滞をしていた一部の利用者の名前や年齢、電話番号、借りた本の題名、貸出日などが流出した。 ソフトを開発した三菱電機インフォメーションシステムズ(東京)によると、同図書館が最初のソフト販売先だった。岡崎市の利用者の個人情報を誤って残したまま、ソフトをほかの全国37の公立図書館に販売してしまったという。宮崎県えびの市と福岡県篠栗町の図書館のホームページ(HP)から、岡崎市の個人情報がダウンロードされたことが確認された。 同社は「個人情報の取り扱いが不十分で、誠に申し訳ない」と陳謝し、岡崎市立中央図書館は「多大なご迷惑と心配をかけ、おわびする」とコメントした。 同図書館では今年8月、ソフトの古さが原因でHPの閲覧が困難になる問題も発覚している。【中村宰
景気、給与、雇用、年金etc. 30代に割を食わせる、団塊世代がつくった役立たず&不平等なシステムをぶっ壊せ! 不平等なシステムを変えるには団塊世代との世代間闘争も辞さず! 給料は上がらないのに、社会保険料やもらえるかどうかもわからない年金の支払いは高くなるばかり。これは30代の給料や年金が「団塊の世代」に吸い取られているからだ−。この明らかな不平等の見直しに、本誌で連載中の気鋭の論客2人が立ち上がった! 初対面にして意気投合した両雄が“既得権益を享受している世代”との世代間闘争をも辞さない覚悟で、“国家改造計画”を提言する! ■対談 城繁幸氏×飯田泰之氏(上) 飯田 我々のような30代ですね。 城 そもそも、若いときにもらえるべきお金が将来の出世や保障で後払いされる年功序列制度は、年平均10%近く成長していた高度成長期につくられた制度です。ところが今は、マイナス成長になる時代。30代
2010年08月08日16:53 カテゴリ本科学/文化 「空気」の研究 日本人の幸福度は、アンケート調査では世界の平均程度だが、「不幸度」を自殺率ではかるとすると、主要国で群を抜いてトップである。この原因はよくわからないが、1998年の金融危機のとき35%も増えたことから考えると、失業と倒産が大きいことは明らかだ。しかし失業率と自殺率に高い相関があるのは日本の特徴で、手厚い失業給付のある北欧では両者にほとんど相関がない。 これは日本では、労働が単なる所得を得る手段ではなく、会社が人格の一部になっているためだろう。つまり1990年代後半に戦後の日本を満たしていた平和な「空気」が壊れ、失業者は単に所得を失うだけではなく、自分の存在そのものが否定されたと思い込んだのではないか。 本書は、こうした問題を論じたエッセイである。大戦末期に戦艦大和の特攻出撃を命じた軍令部次長の小沢治三郎中将が、戦後にな
筆者の浅川芳裕氏は農業専門雑誌、月刊「農業経営者」の副編集長。豊富な取材事例と膨大なデータを基にして、論理的かつ明快に、農水省がいかに国民を欺(あざむ)き、洗脳してきたかを明らかにしている。 まず、日本の食料自給率は決して低くない。農水省は「40%」という自給率を取り上げて、先進国の中で最低水準だと喧伝している。だが、これはカロリーベースの数字であって、生産高ベースで見れば66%と他の国に見劣りしない。 浅川氏によれば、実は40%というカロリーベースの数字自体も、できるだけ低く見せようとする農水省によって操作されたものだという。そもそもカロリーベースという指標を国策に使っているのは世界で日本だけらしい。 浅川氏は同様に、世界的な食糧危機は現実的にはやって来ないこと、日本の農業は世界有数の高い実力を持ち、食料の増産に成功していることなども論じており、こちらも説得力に満ちている。なにしろ日本の
うめぇヨーグルトソースでもいかがですか。個人差にもよりますが。もしよろしければ。 お久しぶりです。 最近うんめぇ〜と思ってるヨーグルトソースがあるので、書いていこうと思います。 ヨーグルトとハーブ類をもりもり使うので、そういうのが食べられない方にはうんめぇソースではないです。ごめんなさい…。もしよろしければお茶だけも…旦~ 【用意する…
某出版社のリストラ事情について暴露したブログ「たぬきちの『リストラなう』日記」が炎上している。 このブログは、昨年50億円の赤字を出した出版社に勤める「たぬきち」が、会社側の提案”希望退職者の優遇措置”に挙手し、自らが退職するまでの経過を克明に綴ったもの。45歳のたぬきちの月収が59万6,820円であること、夏・冬合わせてボーナスが202万730円だったことなど、社内の金銭事情やシステムについて明け透けに書かれており、業界筋では話題になっていた他、同じ境遇の同業他社やリストラにあった人々から多くの支持を受けていた。この某出版社が光文社であることは以前の記事で紹介したとおり(参照記事)。 そんな興味津々の話題を振りまきながら、5月31日の最後の出勤日、ブログでは当日の様子が朝から詳細に綴られ、沢山の労いコメントが集まるなかフィナーレを迎えたのだが、問題が起こったのはその翌日。 ”【お知らせ】
【口蹄疫】 宮崎県の養豚場からのメール報告 宮崎県の畜産農家を襲っている口蹄疫の惨状を、養豚場の現場から47NEWSに伝えるメール報告が2010年5月9日届きました。以下はその全文です。(47NEWS) ------------------ 私は、宮崎県児湯郡川南町川南で父が経営する養豚場を手伝いをしています。 今、川南では口蹄疫が発生し蔓延している状況です。日々、知り合いの農場、近所の農場と口蹄疫が発生しています。 そして、5/7の早朝に母豚の様子がおかしいのでもしやと思い、口の周りを見てみると口蹄疫の症状と酷似した症状がでており、当日に家畜保健所に連絡、そして験体を採取、翌日に口蹄疫と断定されました。 宮崎県のホームページで発表されました、44例目の農場が私の父が経営する養豚場です。 口蹄疫1例目発生から、神経をとがらせて、消毒の徹底、そして外部からの人の出入り、また買い物など
15年間、「定点観測」したのは、新宿中央公園だった。 観測対象は、ホームレスである。 バブル崩壊後、当時まだ短編映画のカメラマンをしていた著者(現フリーライター)は西新宿に通い始めた。この公園を中心に都内の300人以上のホームレスを取材するために。本書にはそのうち100人分の「現在に到る」までの来歴が載っている。 日雇いの仕事で稼ぐと、お金は酒やギャンブルに消え、なくなれば借金。家族にはそっぽを向かれ、行き着く先は路上の人。 これが、これまでの典型的な「最底辺」への落ち方だった。全体に低学歴の人が多く、最後は自らホームレスになろうとしてなったフシもある。学歴はともかく、酒やギャンブルへの依存や社会保険未加入など自業自得と言われてもしかたないところも目立つ。 ところが、今は自分の失策ではない、不可抗力でホームレスに転げ落ちる人が多いという。 きっかけは上司との軋轢 東大卒の高学歴者や、元一流
ビートルズ世代のこだわりエンターテインメントサイト「どらく」は2013年3月31日をもってサービス終了いたしました。 一部のコーナーについては、朝日新聞デジタルのウェブマガジン&(アンド)にて連載を継続しています。 今後とも朝日新聞社のデジタルサービスをよろしくお願いいたします。 ※このページ は30秒後に自動的に「&M」に移動します。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者への別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも判明している。調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」と訴えている。 調査したのは、千葉県市川市職員で路上生活者支援を担当する奥田浩二さん(53)ら臨床心理士、精神科医、大学研究者ら約20人。池袋駅周辺で路上生活者を支援する市民団体と協力し、本格的な研究の先行調査として昨年12月29、30日に実施。普段炊き出しに集まる20~72歳の男性168人に知能検査を受けてもらい、164人から有効回答を得た。 それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人
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