中部電、浜岡4号機の安全審査申請 東西進出へ態勢整備 財務基盤を立て直し 産経新聞 2月15日(土)7時55分配信 中部電力が、浜岡原発4号機の安全審査を原子力規制委員会に申請した背景には、財務基盤を立て直し、東京や大阪など供給エリア外の大都市圏への進出を急ぐ狙いがあるとみられる。 「原発が1基稼働すれば損益が1千億円程度改善する」。阪口正敏副社長は申請後、こう説明した。4月には電気料金の値上げも目指すという。 中部電は、東京電力や関西電力エリアでの電力販売を視野に入れている。メリルリンチ日本証券の森貴宏アナリストは「東京と大阪(という大需要地)に挟まれたポジションが、中部電の強み」と分析する。 中部電の3月の一般的な家庭の電気料金は7508円。値上げ済みの東電(7963円)、関電(7691円)より安く、価格競争力の面でも十分だ。 4月に予定する電気料金の値上げ幅も東電、関電の半分