【東京】 2013/3/10朝刊10面「脱原発の原点 大江健三郎さんら訴え 『福島の願いは私たちの思い』」 東京新聞は、原報道で3月9日東京都で催された集会「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」で作家、大江健三郎氏のあいさつを報じた際、小説家の林京子氏に言及した部分で「林さんは『内部被ばく』という言葉は被爆者に恐怖を呼び起こすとして、その言葉を使う役人の無神経さに涙を流したという」としたのは涙の意味が全く逆で、大江氏と林氏の真意を誤っていたとする訂正記事を掲載した。 訂正記事は、大江氏から誤りを指摘され、正しくは「これまで『内部被曝』を公式に認めなかった政府に、彼らは知っていたのだと無念と怒りの涙を流したこと」を紹介したものだったとしたうえで、大江氏のあいさつの草稿全文を掲載した。 原報道は、次のように報じていた。 明治公園で午後始まった集会では、参加者は冒頭、一分間の黙とうをささげ