宮城にメガソーラー構想 トヨタ、大衡の工業団地に トヨタ自動車が、宮城県内の工業団地で大規模な次世代送電システム「スマートグリッド」の構想を検討していることが24日、関係者への取材で分かった。大規模太陽光発電所(メガソーラー)から近隣の工場などに電気を供給することで、地域の製造業の競争力向上を図るのが狙い。 近く県や東北大を交えた検討組織を設け、構想の詳細を詰めるとみられる。 構想は、セントラル自動車などトヨタの関連会社が立地する大衡村の工業団地での実現を念頭に置いている。関連企業のコスト削減を図るだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量削減、震災など不測の事態でも稼働できる環境づくりを目指し、トヨタ系以外の工場への供給も検討する。地域の住宅にも電力を供給し、大衡村を中心に工場を核とした環境都市づくりの推進を図る考え。 関係者によると、7月にトヨタ側から県や東北電力に事業構想の説明が
トヨタ自動車は、今春入社した大卒事務系・技術系の新入社員約900人を来年1月から約3か月間、工場に配置し、車の組み立て作業などにあたらせる。 大卒の新入社員は研修などで工場勤務を経験するが、本格的に組み立てラインに配置されるのは異例だ。 トヨタの生産現場では、「プリウス」を始めとするハイブリッド車(HV)の好調な販売などで人手が不足しているものの、コスト削減のため新たな雇用は難しい。需要の先行きも不透明なため、当面は、新入社員の活用という「苦肉の措置」で乗り切る考えだ。 新入社員は工場や販売店での研修を終え、10月に本社や研究所などの各部署に配属されたばかり。再配置先は、プリウスを生産する堤工場(愛知県豊田市)など主力車種生産工場が中心になる見込みだ。 トヨタの国内生産台数は、最も厳しい減産を迫られた今年2月には月14万台に落ち込んだ。しかし、政府の環境対応車への買い替え優遇税制(エコカー
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