【マニラ=稲垣収一】フィリピンのアキノ大統領は26日、韓国と北朝鮮の緊張がさらに高まった場合、韓国に滞在するフィリピン人約5万人を日本に緊急避難させることを検討していると明らかにした。 大統領は記者団に対し、「わが国の輸送機にも限りがあり、フィリピンまで帰国させるには時間がかかる。避難するには日本が最も近い」と語った。フィリピン外務省がすでに、日本側と協議を始めているという。
砲撃を受け崩れ落ちた建物。左は報道陣ら=韓国・延坪島で2010年11月25日午後5時46分、長谷川直亮撮影 【延坪島・西脇真一、島田信幸、松井豊】北朝鮮による砲撃で約80発もの砲弾が市街地を含めて撃ち込まれた韓国・延坪島(ヨンピョンド)に25日入った。砲撃から2日たったにもかかわらず異臭が漂い、帰還した市民の姿はまばらだ。国境の静かな島に無差別に降り注いだ砲弾は、住民をなお不安に陥れていた。 ◇残る緊張 島には完全武装した軍人の乗るジープ型車両が走り回る。今も住民に退避命令が出たままだ。25日は、仁川港と結ぶ臨時旅客船が発生以来初めて運航されたが、多くの住民は自宅を一目見て、あわただしく島を後にした。 島の役場によると、常時島で暮らす住民は約1300人。これに約500人の軍人が加わる。昨年、取材で訪れた際は「誰も不安なんて感じていない。報道があおっている」と言う人が多かった。 しかし、1年
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