東日本大震災による津波で、全国2位を誇る宮城県のカキ出荷量は前年比6%にまで落ち込んだ。奇跡的に無事だった同県石巻市尾ノ崎地区のカキが、都内に出荷される。このカキを育てた養殖業の坂下健さん(72)清子さん(67)夫妻は「津波に耐えた『強運のカキ』です」と購入を呼びかけている。 (井上圭子) 坂下さんによると、津波はカキの稚貝を仕込んだ直後に襲った。尾ノ崎地区も壊滅したが、坂下さんのカキ棚は五台(一台にカキ二千百六十個)のうち三台が残った。
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