会談後にオバマ米大統領(左)と握手する菅直人首相=13日午前11時44分、横浜市西区、代表撮影 菅直人首相は13日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席で来日したオバマ米大統領と横浜市内で約1時間会談した。海洋権益拡大を図る中国を主要テーマの一つにあげ、オバマ氏が「中国が国際的なルールの中で適切な役割を行うことが重要」としたのに対し、菅氏も同意。両首脳で中国を牽制(けんせい)した。また「日米同盟の深化」を確認。大統領は来年春ごろの菅首相の訪米を招請し、それに向けて同盟深化の新日米共同声明を取りまとめることでも合意した。 菅、オバマ両首脳の会談は6月のカナダ・トロント、9月のニューヨークでの首脳会談に続き、今回で3回目。 会談に同席した福山哲郎官房副長官によると、冒頭で菅首相は「このたびの日中、日ロ間で生じた問題について、日本を力強く支持していただいたことをうれしく思う