紛争でシリアを逃れた人は320万人にのぼる。その半数を受け入れているのがトルコだ。しかし、最低限のニーズを満たすだけの体力がトルコにはなく、難民は厳しい生活を余儀なくされている。これまでに、難民受け入れにトルコ政府が費やした費用は約4600億円。国連はトルコにいるシリア難民救済のため、2014年の財政拠出目標を570億円と定めたが、これまでのところ、わずか28%しか集まっていない。豊かな国々が追加支援を出し渋り、難民受け入れにも難色を示しているのは、嘆かわしいことだ。 トルコへのシリア難民が増大する事態に国際社会が手をこまねいている間に、かつてないほど多数の難民が国境での追い返しや発砲を受け、数十万人が極貧状況に置かれている。 アムネスティは、過去3年半の間に保護を求めてトルコに逃れてきた160万人が人権侵害に直面している事態を報告書にまとめた。報告書では、この難民危機に対して世界の各国が
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