米労働市場に異変が起きている。25~54歳の働き盛り世代の男性の労働参加率が落ち込み、主要国で最低水準に沈む。経済のグローバル化に伴う製造業の衰退など先進国共通の原因に加え、「オピオイド」(総合2面きょうのことば)と呼ぶ薬物のまん延という米特有の事情が無視できなくなってきた。中毒の広がりは経済的に苦境に陥った白人層に目立ち、この層の不満は台頭する白人至上主義の温床にもなっている。支持基盤が重なるトランプ大統領にとって、重い政策課題だ。
米労働市場に異変が起きている。25~54歳の働き盛り世代の男性の労働参加率が落ち込み、主要国で最低水準に沈む。経済のグローバル化に伴う製造業の衰退など先進国共通の原因に加え、「オピオイド」(総合2面きょうのことば)と呼ぶ薬物のまん延という米特有の事情が無視できなくなってきた。中毒の広がりは経済的に苦境に陥った白人層に目立ち、この層の不満は台頭する白人至上主義の温床にもなっている。支持基盤が重なるトランプ大統領にとって、重い政策課題だ。
「努力をすれば成功する」が通用しなくなった若者世代英紙ガーディアンが「ミレニアルズ:ジェネレーションYの試練」という特集を組んでいる。ミレニアルズまたはジェネレーションY(英国ではこの二つは同義語として使われることが多い)というのは、ジェネレーションXの次の世代、つまり1980年代から2000年にかけて生まれた人たちのことである。 同紙が3月6日に発表した統計によると、過去30年のあいだに米国、英国、オーストラリア、カナダ、スペイン、イタリア、フランス、ドイツの8か国で、25~29歳の独身者たちの可処分所得が、全国平均のそれと比較して大幅に減少している。例えば、英国では1979年から2010年までの全国平均の可処分所得の伸びは71%だが、25~29歳の独身者では38%だ。米国では可処分所得の伸びの全国平均13%に対し25歳~29歳の独身者では-6%、スペインでは全国平均68%に対し25~2
No videotaping! You're arrested! (1:05-) デモ撮るだけで逮捕。地面に顔をグリグリされるカメラマン(1:05-)。 女性に催涙スプレー浴びせて逃げる警官、白い制服は上の人(3:48-)。 No mask! You're arrested! (166-year-old NY Law bans masks at gatherings. More on WSJ) マスクで逮捕。なんとNYには小作人がお面かぶって警察襲撃した当時にできた「遊び以外、集会でマスクを被ってはならない」という誰も知らない166年前の州法があった! No megaphone allowed! You're arrested! メガホン持っても逮捕されるのでこんなみんなで声を張り上げ、余計に結束が固まっている…。 ウォール街占拠デモが各地に飛び火し、なんか中東の春みたいなことになっ
ウォール街デモ さらに広がる 10月3日 11時28分 アメリカの失業率の高さなどに抗議するため、ニューヨークにある金融の中心地、ウォール街の周辺で続いている抗議活動は、2日夜も1000人以上が集まり、ノーベル経済学賞を受賞した大学教授が参加するなど広がりを見せています。 ニューヨークのウォール街の周辺では、失業率の高さなどに不満を持った市民が抗議を続けており、1日には、デモの参加者およそ700人が、近くの橋を占拠したとして拘束されました。2日も若い世代を中心に1000人以上が集まり、「ウォール街を占拠せよ」と書かれたプラカードを掲げるなど、アメリカ政府や金融界に対して抗議の声を上げました。夜遅くまで続いた集会には、2001年にノーベル経済学賞を受賞し、3年前の金融危機の際、金融市場を十分に監視していなかったとして、アメリカ政府の対応を批判したコロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授も
【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークのウォール街の近くで連日行われているデモに参加している若者たちの熱気は、1日、市警によって大量の逮捕者が出た後も、衰える気配がない。 「ウォール街を占拠せよ」をスローガンにしたデモは、改善の兆しが見えない暮らしに対する若者たちの不満を背景にしており、政治にも波紋を広げ始めている。 「ウォール街、占拠」。男性の音頭で大合唱が起こる。ウォール街から約100メートルにあるズコッティ公園は、1000人を超える若者であふれている。9月16日以降、2週間以上、ここで毎日集会を開き、街に繰り出している。 配布されるパンフレットには「私たちは99%」とあり、ごく少数の富裕層に対する敵意をむき出しにしている。参加者たちは、ウォール街を貧富の格差を作り出す米国経済の象徴とみなしている。サム・ウッドさん(21)は「大学に行く資金もなく失業中。大企業にもっと税金を払わ
【ワシントン=小林俊哉】米国勢調査局は13日、2010年の米国の貧困人口が4618万人で、統計をとり始めて以来の過去52年間で最多となったと発表しました。貧困人口の増加は4年連続。全人口に占める貧困者数の割合は15・1%で、3年連続で上昇し、1993年以来の高水準となりました。 同調査局は、今回の調査では、4人家族で年収2万2314ドル(171万円)以下の世帯を貧困層と設定しています。昨年の貧困人口は、約4360万人でした。 人種別では、黒人の貧困率が27・4%、ヒスパニック系が26・6%、アジア系は12・1%、ヒスパニックを除く白人は9・9%でした。 家族構成別では、母子家庭の貧困率が31・6%(09年29・9%)と突出しています。父子家庭では15・8%(前年同率)となりました。18歳未満の貧困率は22%で、09年比で1・3ポイント上昇しました。 一方、全米の世帯の年収の中央値(年収を低
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