与野党の実務者間で合意していたLGBTなど性的少数者に関する「理解増進」法案は28日、今国会への提出が見送りとなった。「差別は許されない」などの文言を巡り自民党内で反発が続出、党内では差別発言も相次ぎ、当事者らからは「傷つけられ損だ」「この間にも差別や困難に直面し命を落とす人がいる」と怒りや不満の声が高まっている。 「そもそも理念法で、差別も禁止せず実効性が乏しいのになぜ反対なのか。差別発言を容認する姿勢といい、自民党は差別を温存したいのか」。自民党議員による「種の保存に背く」などの発言の撤回と謝罪を求めるオンライン署名を募る松岡宗嗣そうしさん(26)は憤る。 東京新聞より。