2011/5/1819:46 「ポルノウィキリークス」の衝撃/「ポスト・ウィキリークス」社会の個人情報と人権 小山エミ ◇ウィキリークスが切り開いた新しい社会◇ 政府や大企業のもつ機密文書を広く一般に公開するために設立されたウィキリークスが、米国外交文書などをそれまでなかった規模で暴露し、国際的に大きな注目を集めたのは、昨年の夏から秋にかけての頃だった。当初、それらの文書が公開されれば、米国やその他各国の外交的利益が損なわれるだけでなく、文書のなかで言及されている人権活動家の情報などが抑圧的な政権に知られてしまうことにもなり、かれらに危害が加えられることを懸念する声もあった。 結局、ウィキリークスが公開した文書には、国際記事を普段から読んでいる人なら「政府はそう表立っては言わないだろうけれども、まあそういうことなんだろうな」とあらためて納得させられるような内容が多く、意外性のある暴露はそれ
昨日(2010年6月11日)は久しぶりに東京地裁で傍聴してきました。 「【特報】悪マニ管理人が公開で証人尋問を受けます」に行ってきました。 わたしは、あまり詳しくこの事件の内容を知らなかったのですが、一言で言えば「掲載記事を削除してくれ」ということから、名誉毀損で訴えるとなったようです。 新聞記事を引用してHPの記事を作ったことが問題にされたわけで、この点は「酔うぞの遠めがね」も構造的には同じ問題を抱えています。 子細に聞くと、いくつかの論点(争点だけではない)があります。 実名の表記 関係会社の表記 新聞社のサイトから記事が消えている 新聞社のデータベースには記事がある 裁判になったことを記事にしたら、それを名誉毀損と訴えられた さらに、検索してくると出て来るから削除しろ、という話しなのですがこれをどう評価するか?という問題もあるでしょう。 今回の原告の主張の元になっている考え方を想像し
来る6月11日(金)、悪マニ管理人が東京地裁で証人尋問を受けることになりました。初証人尋問です。もちろん公開で、誰でも傍聴できるので、是非見に来てください。 証人尋問は、石谷友輝夫なる人物に訴えられた裁判に関するものです。原告は、有限会社三浦和義コンサルティングスの社長として、営利事業として名誉毀損トラブルの解決を行っていた石谷友輝夫なる人物です。 三浦和義というのは、かの「ロス疑惑」で有名な故・三浦和義ご本人のことです。三浦和義は、ロス疑惑で日本の刑事事件では無罪となりましたが、事件が起きた際に「逮捕された時点では推定無罪なのに、犯人であるかのように報道された」ということで、多数のメディアを名誉毀損で訴えており、「弁護士いらず―本人訴訟必勝マニュアル」という本まで出しています。その後、アメリカで逮捕され、2008年10月10日に留置所で自殺したのは、ご存知のとおりです。 今回、その三浦和
インターネットの匿名性が,IT先進諸国で再検討を迫られている。韓国では今年1,2月に連続して起きた女性タレントの自殺と,これを招いたとされるWebサイト上の激しい誹謗中傷が,匿名性に対する国民の問題意識を喚起した。また,それ以前から法制化が図られ,今年7月に開始予定の「インターネット実名制(本人確認制)」への追い風ともなっている(前編からの続き)。 一方,米国では,インターネット上のフリー百科事典「Wikipedia」が,上級編集者の「肩書き詐称」事件に揺れている。匿名による書き込み・編集を基本とするWikipediaには,以前から情報の信頼性に対し疑問が投げかけられることがあった。この3月に発覚した詐称事件とほぼ同時期に,かつてのWikipedia共同創設者の一人が,実名登録を必要とする新たなネット百科事典プロジェクトを立ち上げるなど,匿名性に対抗する動きが生まれつつある。 そして日本で
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