汚名 沖縄密約事件 ある家族の50年初回放送日:2024年5月11日 沖縄返還時の日米の密約に迫った新聞記者、西山太吉の逮捕から52年。起訴状に書かれた「情を通じ」が国家の密約の問題を男女のスキャンダルへと塗り替えていった。渦中にあった太吉の妻、啓子がつづった日記がある。国の圧力や社会の好奇の目の中でもがき苦しんだ夫婦の記録でもある。著書「密約」で知られる作家、澤地久枝が読み解く啓子の葛藤。残された家族が初めて知る両親の苦悩。事件に翻弄された記者と妻の思いに迫る。
横路孝弘氏は、昭和16年に北海道札幌市で生まれ、昭和44年に衆議院議員に初当選。5期目に北海道知事選挙へ立候補のため衆議院議員を辞職し、北海道知事を3期12年務めました。知事退任後に再び衆議院議員に当選し、知事就任以前とあわせて、12期34年余にわたり衆議院議員を務め、平成17年9月から平成21年7月まで衆議院副議長、平成21年9月から平成24年11月まで衆議院議長を歴任しました。 令和2年から令和4年までの間に記録されたインタビューで、横路氏のこれまでの人生の歩みを辿り、国会での質疑の数々や議員・知事としての政治決断、そして衆議院議長・副議長として担われた重責や当時の想い等を振り返ります。 インタビュー実施期間 令和2年2月から令和4年11月まで(全28回) 口述記録 全体版 上巻一括ダウンロード(PDF:7.14MB) 下巻一括ダウンロード(PDF:7.39MB) 分割版 【上巻】 表
衆院が故横路孝弘元議長に生前、インタビューした口述記録の概要が25日、判明した。1972年の沖縄返還に伴う日米密約を毎日新聞で報じた故西山太吉氏が逮捕された「西山事件」を巡り、外務省の極秘公電を衆院予算委員会で暴露したいきさつを説明。公電のコピーは、西山氏以外の第三者が「使っていいよ」と横路氏の元に持ち込んだと語った。 口述記録によると、横路氏は沖縄返還に関する米側負担の日本肩代わり疑惑を71年に報じた毎日新聞報道を受け、西山氏と面会。聞き取った内容を基に国会質問に臨んだ。この際は「西山氏から、記事の根拠は何か聞いていない」と強調した。 公電を入手した経緯に関し、72年3月に「質問の直前、電話がかかってきて、ぽっと渡された」と証言。相手が誰かは「ノーコメント。私もよく知っている友達です」とした。横路氏はこれまでも、コピーは西山氏から人を介して提供されたと説明している。 横路氏は同3月27日
Published 2024/03/12 20:41 (JST) Updated 2024/03/12 20:59 (JST) 政府の公文書管理委員会は12日、沖縄返還に伴う日米密約を報じて記者が逮捕された「西山事件」を巡り、外務省が閲覧を制限した裁判記録のうち冒頭陳述書など一部は閲覧を可能にすべきだと答申した。外務省が今後、閲覧の可否を判断する。 答申書によると、対象は事件に関する裁判記録や米側との関係を記載した文書など3ファイル。2020年9月に外交史料館に移管され「特定歴史公文書等」となった。閲覧請求に対し、外務省は22年8月に「個人の権利権益を害する恐れ」「公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れ」を理由に、一部の閲覧を認めなかった。
【読谷】沖縄返還交渉の日米密約を報じた元毎日新聞記者の西山太吉さん(享年91)の1周忌を24日に迎えるのを前に、平和や基地問題を問い続ける彫刻家の金城実さん(85)=写真、読谷村=が西山さんの胸像を制作した。24日に村儀間の工房で除幕式を開く。 当時の日本政府は、西山さんが報じた沖縄返還に伴う原状回復費用を日本側が肩代わりする密約を否定。西山さんは逮捕され国家公務員法違反で有罪判決を受けた。2000年に米公文書で密約の存在が確認され、外務省元幹部も認める証言をした。西山さんは長年沈黙を続けたが、その後ジャーナリストとして「国家のうそ」を告発した。 眼光鋭く立つ西山太吉さんの胸像を前に思いを語る彫刻家の金城実さん=22日、読谷村儀間のアトリエ 金城さんは2007年、自身が関わる彫刻展の記念講演で訪れた西山さんと初めて会話した。13年にも別の講演会の場で会った。忘れられないのは13年、西山さん
原告弁護団の事務局長を務めた飯田正剛。敗訴確定も「事実上の勝利」と振り返る=ことし1月上旬、東京・虎ノ門 1971年調印の沖縄返還協定に反して、日本側が財政負担する3件の日米「密約」を示す日本側文書の開示を国に求めた訴訟。東京地裁が2010年4月、全面開示などを命じる原告勝訴の判決を出す直前、一つの報告書が公表された。 「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会報告書」である。 前年9月の政権交代で民主党政権が誕生。自民党政権時代には「ない」の一点張りだった密約について、当時の外相岡田克也が調査命令を発し、外務省の内部調査を経て有識者委員会が検証した。 対象となったのは、日米安全保障条約改定時(1960年)の核持ち込み容認など4件。その一つが、沖縄返還協定で米側が自発的に支払うとされた軍用地の原状回復費用400万ドルを日本側が肩代わりするという、今回の訴訟対象の密約だった。 一歩前進のよう
本書出版から二カ月あまりたった二月末、西山太吉氏の死去が報じられた。タイトル通り、「最後の告白」となった本書は、政治記者・西山太吉氏の「最後の告白」のみならず、対米従属という、現代に続く戦後政治史の基本的な矛盾について視座を提供する証言集ともなっている。 沖縄返還に際してアメリカが日本に支払うべき四百万ドルの補償金を日本が肩代わりしていたいわゆる「沖縄密約」をスクープしたことで知られる西山太吉氏。佐高氏は、西山氏が「国家のウソ」を暴いた唯一のジャーナリストであるにもかかわらず、そのことがいまだ正当に評価されていないとして、改めて顕彰することを本書の課題の第一に挙げている。氏のスクープは、時の権力によって「外務省機密漏洩(ろうえい)事件」と読み替えられ、「国家公務員法違反」にすり替えられた挙げ句、隠蔽(いんぺい)された。西山氏は逮捕され、裁判所は有罪判決を下した。 また、西山氏が深く関わった
沖縄返還密約訴訟で全面勝訴し記者会見する原告団の西山太吉さん(右端)=2019年5月、東京都 日本の戦後報道史の中で際立つ存在感を放ち、基地の重圧にあえぐ沖縄に思いを寄せ続けた不世出の記者が逝った。西山太吉さんは為政者にも自らにも、そしてメディアに対しても厳しく「情報は主権者である国民のもの」「沖縄に基地を押し付け続ける、日本の対米追従の病弊を断ち切れ」と訴え続けた。権力監視が記者の最も重要な仕事であることを背中で示す生涯政治記者だった。 高校、大学生時代から記者を天職と志し、毎日新聞政治部で自民党、首相官邸、外務省など、重要な持ち場を巡り、特ダネを連発した。 自民党穏健派の宏池会に深く食い込み、日米関係や政治の奥底に潜む本質を照らし出した。データと取材で得た情報を駆使した分析眼は群を抜いていた。だが、権力に肉薄したエース記者は、皮肉にも、国民に虚偽の説明を続け「政権益」の維持に執着した権
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
沖縄の1972年返還が決まった69年11月の日米首脳会談で、佐藤栄作首相とニクソン大統領が返還後の沖縄に緊急時に核兵器を持ち込む密約を結ぶまでの詳細なシナリオの存在が明らかになった。佐藤首相の密使としてキッシンジャー大統領補佐官と水面下で交渉した若泉敬・京都産業大教授(当時)が佐藤首相向けに書いたものとみられる。 【写真】日米首脳会談を終え帰国した佐藤栄作首相。隣に写るのは愛知揆一外相と田中角栄・自民党幹事長 会談の運びは、若泉氏が94年に核密約の存在を明かした著書で触れているが、それを裏付ける史料で、段取りなどが詳細だ。密使を使った極秘交渉の舞台裏で、保秘を徹底していた様子がうかがえる。 非核三原則を掲げる佐藤首相は沖縄返還交渉でも「核抜き・本土並み」を目指したが、米側は返還時に核を撤去する代わりに緊急時の核持ち込みを認めるよう要求。外交当局間の事前交渉で詰め切れないまま、69年11月1
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
[第一章] 沖縄返還をめぐる取材競争 スクープ/閣議/官僚と記者/復元補償費/すっぱ抜き/調印式前 [第二章] 密約にまみれた返還交渉 なぜ密約外交が始まったのか/首脳会談第一幕・ジョンソン大統領/ 最初の密使/二人目の密使/「両三年」/コミュニケ/ 首脳会談第二幕・ニクソン大統領/キッシンジャー補佐官/三つの密約/ その1・核の密約/その2・繊維交渉の密約/その3・対米支払いの密約 [第三章] 佐藤改造内閣とニクソンショック 返還協定調印式/ニュースソース/自主規制/内閣改造/電撃発表/ 旅客機墜落/ニクソンショック/だまされたと思って話に乗る/ 中国密使、水面下の活動 [第四章] 激動の中の強行採決 のどに刺さったトゲ/繊維妥結/がけ崩れ実験/反対闘争/ 委員会の密約/強行採決/松本楼炎上/失言勃発/更迭 [第五章] 強まる佐藤退陣要求 西山署名の解説記事/五〇年を経て横路から取材/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く