朴裕河を打ちのめしたこん棒【朝鮮日報コラム】 ▲朴裕河・世宗大学教授と、朴教授が2013年に出版した著書『帝国の慰安婦』 学問の自由が勝利した 挺対協が独占していた「慰安婦の論理」…異なる主張をすると「売国奴」扱い 学者も、メディアもひきょうだった 「学者は自己の研究が民族の利益に符合するかどうかまず考えなければならない。それを忘れたら保護を受ける資格はない」。『帝国の慰安婦』を書いた朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授が起訴された2014年ごろ、進歩(革新)系のある人物がラジオでこんなことを言った。学問の自由を否定する全体主義的発言だった。驚くべき発言に、タクシーの中でメモを取った。さらに驚くべきは、出演者の誰も文句をつけなかった、という点だ。「それでも刑事処罰はやり過ぎ」くらいの反論しか記憶に残っていない。 【写真】慰安婦ハルモニたちと会った朴裕河教授(2013年11月30日) 2013年