ボランティアなどの社会的活動を担う団体に法人格を与えるNPO法(特定非営利活動促進法)が1998年に議員立法で成立する過程に、与党さきがけの参院議員としてかかわった堂本暁子前千葉県知事(83)らの残した記録が3月にも国立公文書館に寄贈される予定だ。立法過程で、非公開の場で繰り広げられた政治家の駆け引きが、公開を前提に保存されるのは極めて珍しい。【青島顕】 寄贈されるのは、堂本氏の活動日誌類などファイル約20冊分と、議員らに働きかけを行った市民団体「シーズ」「東京ランポ」の同約65冊。関係議員や市民らへの聞き取りも含まれ、文書は段ボール10箱以上に上り、市民団体と公文書館が扱いについて調整。後世に利用してもらうことを目指すという。 この記事は有料記事です。 残り744文字(全文1063文字)