共同通信社の元記者の30代の女性=退職=が、男性上司(当時)からのパワハラやセクハラで休職を余儀なくされたとして、同社と上司を相手取り、約484万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こしたことが6日、分かった。提訴は3日付。 訴状によると、女性は平成21年に入社し、22年に神戸支局に着任。24年秋から毎月約100時間超の時間外労働などで鬱状態になった。女性は25年2月から軽勤務となったが、当時の支局長だった男性から「さぼっているだけではないか」「結婚時期などを報告しろ」「お前の話は誰も信じない」などと人格を否定された上、交際相手との性的関係を追及された。女性は鬱状態が悪化、休職した。 女性は27年1月に東京本社に復職したが、直後に男性も本社に異動。本社内で鉢合わせたことで女性は鬱状態が再発し、再び休職を余儀なくされたという。 女性は取材に「『2人を接触させるべきではない』と産業医が意見し