先月25日、福岡県警の警部補が、取り締まり対象である暴力団関係者から捜査上の便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された。 官・民挙げて暴追運動に取り組む中、県民の期待を裏切るとんでもない事件となったが、逮捕までの裏舞台で、報道関係者が事件をつぶしかねない大失態を演じていたことが明らかとなった。 過熱するスクープ合戦の問題点を検証する。 誤送信された取材メモ 7月20日、報道各社の記者に、読売新聞の記者からメールが配信された。記述は、既に報道関係者の間で噂になっていた現職警官の収賄を示す内容で、取材相手が県警の監察官であることをうかがわせていた。いわゆる「取材メモ」である。 社内向けに送信したつもりが他社の記者に送ってしまったというお粗末なミスだが、配信されたメールの内容は、この日のうちに様々な方面に伝わってしまった。 HUNTERが入手した誤送信された「取材メモ」の
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