北海道電力泊原子力発電所(泊村)のプルサーマル計画を巡る「やらせ」問題で、道議会産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会(斉藤博委員長)から参考人招致を求められていた北電の佐藤佳孝社長は20日、委員会への出席を拒否することを道議会側に回答した。 道議会は18日に佐藤社長の招致を北電に要請。北電は回答期限の19日、斉藤委員長に対し、「質疑が企業内部の情報に及ぶと支障が出る可能性がある」とし、社長出席の条件として、委員会の非公開を打診した。これに対し、斉藤委員長は「答えられない内容は答弁を控えればいい。公開の場で社長本人が説明するべきだ」と再検討を促し、20日正午をめどに正式回答を求めていた。北電は、佐藤社長の代役となる役員を人選することを道議会に伝えてきた。