猪瀬直樹・前東京都知事(67)が医療グループの徳洲会側から5000万円を受け取った事件で、猪瀬前知事が東京地検特捜部の事情聴取に対し、「当初、5000万円はもらうつもりだった」と供述していたことが、関係者への取材で分かった。 実際に資金提供を受けた際、徳洲会側から「借用証」への署名を求められたため、応じたという。特捜部はこうした経緯を踏まえ、最終的に「借入金」と認定した。 猪瀬前知事は昨年11月22日の記者会見で、5000万円について「(徳洲会側から)申し出があり、断るのも悪いので、とりあえず預かった。すぐに返すつもりだった」と話していた。 猪瀬前知事のこれまでの説明などによると、前知事は2012年11月6日、徳洲会の徳田虎雄・前理事長(76)に知事選出馬のあいさつをした後、前理事長の次男の徳田毅・前衆院議員(42)らとの会食を経て、同月20日に議員会館で毅前議員から現金5000万円を受け