日本維新の会は、国会で配布される資料の印刷の経費削減や時間短縮を図るため、全議員にタブレット端末を配り、紙の資料の代わりとすることを可能にする衆参両院の規則改正を各党に提案する。 今月召集の通常国会での実現を呼びかける考えだ。 衆参両院の規則では、国会に提出された法案などの議案や委員会の会議録は、印刷して全議員に配布するよう定めている。印刷費は衆参両院あわせて年約12億円。議案が緊急に提出された場合は、印刷が終わるまで審議に入れない。 中でも内閣不信任決議案や問責決議案は優先的に審議されるのが慣例のため、国会に提出されると、印刷待ちの2時間程度、審議がストップする。野党が会期末ギリギリに提出し、与野党対決法案を時間切れで廃案に追い込むために使われることもある。規則を改正し、タブレット端末を利用できるようにすれば、衆参両院が配信したデータで内容を確認することができるようになるため、印刷費が削