「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する「不二ビューティ」(東京)を相手取り、マタニティー・ハラスメント(マタハラ)を受けたり、残業代の未払いがあったりしたとして、従業員や元従業員の女性計3人が29日、合計約2600万円の未払い残業代などの支払いを求め、東京、仙台両地裁に提訴した。 訴状によると、都内の支店に勤める20代の女性は妊娠中だった今年2月、エステの施術をする仕事から受付業務に移ることを希望したが、会社側に拒否された。妊娠中の女性が希望した場合、事業者に負担の軽い業務への転換を義務づける労働基準法に違反するなどとして、損害賠償200万円を求めて東京地裁に訴えを起こした。 また、月60~200時間程度の時間外労働をしていたのに残業代が支払われていなかったとして、2年分の未払い残業代約1400万円の支払いも求めている。 女性は8月に出産し、現在は育休中。都内で代理人らが開いた会見に