Published 2023/01/05 10:30 (JST) Updated 2023/01/05 10:44 (JST) 長崎市の男児誘拐殺害事件(2003年)と佐世保市の小6女児同級生殺害事件(04年)の加害少年、女児の処遇決定に関する記録を県こども・女性・障害者支援センターが「重大な事件」として長期保存の対象としたことが4日までに、県への情報公開請求や関係者への取材で分かった。両事件を巡っては家庭裁判所が全事件記録を廃棄したことが判明。専門家は長期保存を評価しつつ「国民共有の知的資源」として永久保存の必要性を指摘する。 長崎と佐世保の同センターが、それぞれ前身に当たる中央児童相談所(当時)と佐世保児童相談所(同)が作成した児童記録票や関連文書を保存。事件発生以降の所内会議や関係機関との協議記録などがある。 本紙の情報公開請求に対し一部開示されたのは、県警から非行事実の通告を受け、