特定秘密保護法を検討する各党の会議に出席した内閣官房職員のメモ。情報公開請求で開示されたが、政治家の意見表明はほとんど黒塗りにされた 特定秘密保護法は昨年12月から施行2年目に入った。この法律の成立過程に政治がどのように関わったのかを知るため、毎日新聞は第2次安倍内閣が誕生した2012年12月以降の同法の検討過程に関わる文書を情報公開請求した。しかし、政治の関与を示す文書はほとんど作られておらず、わずかに存在した文書も政治家の発言の大部分が不開示になった。重要法の形成過程の記録作成と情報公開の在り方が改めて問われそうだ。【青島顕】 この記事は有料記事です。 残り2465文字(全文2667文字)