道職員の再就職 56関与団体に306人 大半が天下り (08/20 07:50、08/20 09:08 更新) 道が出資したり補助金を交付したりしている110の「関与団体」のうち、道職員が再就職しているのは昨年12月現在、56団体、306人に上ることが19日、北海道新聞の調べで分かった。このうち41団体の50人は役員として天下りしていた。厳しい雇用情勢が続く中、道が多額の公金を支出している団体に300人を超える道職員が再就職していることが明らかになったことで、道の姿勢が問われそうだ。 道は、給料上限などを定めた道の再就職要綱が適用される団体については毎年度、再就職している道職員の氏名や年齢を公表している。しかし、要綱適用は資本金に占める道の出資割合が50%以上などの34団体だけで、公表も退職時の役職が本庁課長級以上の職員に限っており、関与団体へのすべての再就職者数が明らかになるのは初めて。