息子を殺された母親、執行直前の死刑囚を免罪 イランイラン北部ノウシャハル（Nowshahr）で、死刑執行を待つバラル（Balal）死刑囚の頬をひっぱたくサメレー・アリネジャド（Samereh Alinejad）さん（2014年4月15日撮影）。(c)AFP/ISNA/ARASH KHAMOOSHI 【4月18日 AFP】イランで、殺人罪で死刑判決を受けた男が、絞首刑の執行直前に被害者の母親によってその罪を許された。この死刑囚については、免罪を被害者の遺族に求める運動が展開され、注目を集めていた。 「バラル（Balal）」の名でのみ知られる同死刑囚は15日、絞首台の周りに集まった大衆の目前で、刑執行の直前にその命を救われた。この劇的な展開は、イランのみならず世界中の人々を驚かせた。 バラル死刑囚が2007年に殺害した男性の母親、サメレー・アリネジャド（Samereh Alinejad）さんは、死刑囚から「血の賠償金」を受け取って罪を許すこと
