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book reviewとjapan societyに関するsarutoruのブックマーク (4)

  • 日本の「安心」はなぜ、消えたのか - 池田信夫 blog

    高市早苗氏も高井美穂氏も、インターネットが「青少年に対するいじめに当たる情報であって、当該青少年に著しい心理的外傷を与える」と思っているらしいが、それは実証的に確かめられたこともない通俗的な思い込みに過ぎない。いじめというのは今に始まったことではないし、インターネットが原因でもない。 著者は、いじめは子供が集団を形成するとき異質な分子を排除する伝統的な行動だと指摘する。それが「心理的外傷」を与えるほど暴力的になるのは、多くの子供が喧嘩や悪口などのノイズに免疫がないため、群衆行動に走るからだ。したがって、インターネットから子供を隔離して「無菌状態」に置くのは、かえって子供の免疫力を弱め、いじめを助長するおそれが強い。 古きよき「国家の品格」が失われたために子供の心が荒廃した、という類のセンチメンタリズムも、著者は実験データをもとに一蹴する。伝統的な小集団では、「村八分」のような繰り返しゲ

  • 【書籍】フラット革命:佐々木俊尚 ・・・ 社会思想史や企業組織論ともパラレルな論点

    昨年「ウェブ進化論」と並んで広く読まれた、「グーグルGoogle-既存のビジネスを破壊する」の著者による最新刊である。既にブログ界においても論評されているようだ(池田信夫氏、小飼弾氏)。書はインターネット社会の最新動向を論じているのようであるが、そうではなく、むしろ、元毎日新聞の記者の視点で書かれた、マスコミ論/日社会論である。その議論はステレオタイプな戦後社会観に依拠しているので、そのようなものを最初から信じない人は、書の論説を正面から受け止める必要はないと思われる。しかし、インターネットとメディアの関係に関わる最近の様々な事件を内面から知る資料としては適切かもしれない。自らも関わり、また取材した事件に関する著者の丁寧な筆致は、著者の誠意を感じさせる。 書が言っていることは、 かつては、①共通のコミュニケーション媒体、②共通の事実認識、③共通の価値判断、の3点セットの上に一つの

  • 日本の統治構造 - 池田信夫 blog

    防衛省の事務次官人事をめぐるドタバタは、「痛み分け」に終わったようだが、これは笑ってすませない。そもそも事務次官の任命権は防衛相にあり、次官がそれを拒否する権利はない。それなのに次官が官邸に「直訴」するのも異常なら、官房長官がその言い分を認めて話を白紙に戻すのも異常である。それを首相が傍観していたのも、何をかいわんやだ。 こういう茶番劇をみていると、「官邸主導」の意味を首相も官房長官も理解していないのかと情けなくなる。そもそも大統領制よりも議院内閣制のほうが、来は政治の主導力は強いのである。大統領の与党が多数党であるとは限らないが、議院内閣制の首相はつねに多数党の党首だから、指導力を発揮しやすい。それは英米を比較しただけでも明らかであり、「大統領的な首相をめざす」とかいうキャッチフレーズは、無知の表明だ。 また小池百合子氏は、憲法上は「国務大臣」であって「防衛大臣」ではない。閣僚は、

    sarutoru
    sarutoru 2007/08/22
    小池百合子氏は、憲法上は「国務大臣」であって「防衛大臣」ではない。閣僚は、内閣の一員として意思決定をするのであって、防衛省の利益代表ではないのだ。それが勘違いされているのは、本書によれば明治憲法の遺制
  • http://d.hatena.ne.jp/iunaxan/20070415

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