デイヴィッド・ケイ著『言論警察』:「誰が・何を発言してよいか」の判断をテクノロジー企業に委ねてしまってよいのか投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2019/6/102019/6/10 BoingBoing デイヴィッド・ケイは、2014年から言論・表現の自由の促進と保護に関する国連特別報告者を務めている。この5年間は、オンライン・オフライン双方における表現の自由の進化にとって非常に重要な時期であった。ケイは著書『言論警察:インターネット統制に向けた世界的戦い』の中で、政府やプラットフォーム、活動家が、清濁入り混じった動機からインターネット上の対話をコントロールしようとする、世界的な「表現」環境の現状を綴っている。 本書は、ハラスメントや暴力の扇動の問題への深い同情、利益的・利己的な合理化や政治的混乱を避けるためのオンライン表現のコントロールへの懐疑的態度、そして誰が何を発言してよ