例によって抜き書き。書評では「行動経済の本」とあったけれど、むしろ心理学とか、マーケティングの本だと思った。 「おとり」の効果 選択枝に「おとり」を設定すると、特定の選択枝に、顧客を誘導することができる 似たような製品が販売されていると、たいていの場合、中間価格の製品が選択される。 最初から、一番売りたい製品を「中間」に設定すると、それを売ることができる 飲食店経営コンサルタントのノウハウ。価格の高い料理をメニューに加えると、たとえそれを注文する人がいなくても、 レストラン全体の収入が増える。たいていの人は、「次に高い」ものを注文するから 誘導したい選択枝によく似ていて、それよりもわずかに劣る、「おとり」選択枝を加えることで、 誘導したい選択枝がより引き立つだけでなく、競合する選択枝よりも優れているように見せることができる 相対性 「比較」されると、劣位に回った人間はそれを挽回しようと思う
あなたは当事者ではない−〈当事者〉をめぐる質的心理学研究− 作者: 宮内洋,今尾真弓出版社/メーカー: 北大路書房発売日: 2007/09/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 87回この商品を含むブログ (11件) を見る 非常に刺激的な問題意識で編集された本である。研究者が、研究テーマに関して当事者でない場合(子育て経験のない研究者が母親を研究する)、研究者が当事者の場合(障害者が障害者を研究する)、当事者とそうでない状況を研究者が行き来する場合(地域を越境する研究者)、に分けて、「当事者」とは誰のことか、当事者となって研究するとは、ということを、心理学の視点から探った本だ。心理学と言っても、まあ、ふつうの研究スタンスだと言えるだろう。 当事者だから深い研究ができるというわけでもないだろうし、当事者だからという理由で、不適当な代理表象をしてしまうこともあるだろうし、当事者であ
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