幼少期に幼馴染の兄弟から性暴力の被害を受けたことを成人してから訴えた女性の裁判で、大阪地裁は11月14日に女性の訴えを全面的に認めて2人に計440万円を支払うよう命じました。 大阪府内に住む20代後半の女性。訴えによりますと、女性は20年ほど前の小学1年生の頃から約4年間にわたって、近所に住む上級生の兄弟2人から下着を脱がされて触られたり相手の股間を触らされたりしたほか、性行為の被害を受けそうになったとしています。兄弟から「誰かに言ったら警察に捕まって2人とも死刑にされる」などと脅されて、幼かった女性の心には大きな傷跡が残りました。 (性暴力を受けた20代後半の女性) 「普通に友達と遊んでいる時とかでも、その場では楽しいんですけど、頭の中ではそういう過去のことがよみがえってきたりとか、その場をあまり楽しめない」 両親にも打ち明けることなく過ごしてきましたが、3年前、兄弟の1人が突然女性の母