03年の鹿児島県議選買収無罪(志布志)事件の国家賠償請求訴訟を巡り、原告弁護団は15日、鹿児島地裁が国と県に捜査記録の提出を任意で要請する「文書送付嘱託」に基づき、国が供述調書などの検察資料を提出したことを明らかにした。公判で否認に転じた6人の自白調書も含まれており、事件の詳細な経緯の一部が明らかになる可能性がある。 弁護団によると、提出されたのは非公開だった検察官調書約1600枚で、原告が取り調べを受けた際の調書など。弁護団は調書を精査し、証拠にしていく方針。 訴訟では、警察官の取り調べ備忘録などについて、提出を拒むと制裁のある「文書提出命令」を原告側が求めていたが、地裁は10年10月に却下。任意で提出を要請する「文書送付嘱託」の決定を下した。【黒澤敬太郎】
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