実際に、どんな形でオープン・ジャーナリズムを実践しているのかを(下)で紹介したい。 ―ガーディアンの7つの実践 英メディア界で、最もオープン度が高い媒体の1つがガーディアンだといわれている。 ガーディアンのウェブサイトで「オープン・ジャーナリズム」(http://www.guardian.co.uk/media/open-journalism) のページを開くと、7つの共同作業の方法が記されている。 ①「私たちが書く記事の形成を手伝う」項目では、原稿執筆中の8月現在、ロンドン五輪にかかわる写真を写真投稿サイト(Flickr)に送る、ブログサイト(Tumblr)やツイッター、フェイスブックでのフォロー、あるいは五輪についての自分にまつわる話をメールで送付、さらにサイト上の記事やブログにコメントを残すことを奨励している。 ②「トップの記事をどうやって報道しているかを探索する」という項目をクリッ