東京弁護士会は3日、人権擁護活動をする団体などに贈る「第25回人権賞」に、「ビッグイシュー日本」(大阪市、佐野章二代表)と「牛久入管収容所問題を考える会」(茨城県つくば市、田中喜美子代表)を選んだ。 ビッグイシューは2003年設立の会社で、ホームレスに路上などで雑誌を販売する仕事を提供し、自立を支援している。今年8月までに1145人が登録し、計405万冊を販売して計5億3千万円の収入を提供した。 入管問題を考える会は、茨城県牛久市に東日本入国管理センターができたのを機に1994年に設立したNGO。強制退去になる収容者と面会して難民認定や仮放免の相談に乗るほか、入管側と待遇改善の交渉もしてきた。