8日と23日発売の「週刊新潮」が、殺人や殺人未遂罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の実名や顔写真を掲載したことに対し、日弁連(中本和洋会長)は24日、「犯行時未成年であり、少年法に反し遺憾だ」とする声明を出した。 週刊新潮は8日発売号で元女子学生の実名を、23日発売号では顔写真も掲載。名古屋地裁で審理されている公判の内容などを報じた。 声明は、週刊新潮が過去にも元女子学生の実名を報じた点を問題視し「同じ事態が繰り返され極めて遺憾だ」と批判。「実名が報道に不可欠な要素とは言えない」と指摘した。