はじめに あるブログの呼びかけで、弁護士に対する懲戒請求が大量になされていることは、既にニュースにもなっており、多くの人の知るところとなっている。 先日も、NHKのクローズアップ現代+で取り上げられていたので、ご覧になった方も多いのではないだろうか。 実は、この件について、私も懲戒請求のターゲットにされていた。 それに対し、本日、懲戒請求を行った者を被告として損害賠償請求訴訟を提起する。 本稿では、その経緯とその意義、そして、ネット上の大量の悪意にさらされることについて、若干の説明と解説を行いたい。 事実経過 まず、事実経過を確認しよう。 私のところに最初に懲戒請求書が送られてきたのは昨年2017年の6月、およそ200通が送られてきた。 私にとって、人生初の懲戒請求であったが、まさか200通もいっぺんに来るとは思いもしなかった。 ところが、その200通にとどまらず、その後、約2週間ごとに1
インターネット上での扇動を背景に、所属弁護士会に大量の懲戒請求を送られた2人の弁護士が16日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、請求者にそれぞれ60万円の賠償を求める訴訟を6月末をめどに起こす方針を明らかにした。 2人は東京弁護士会の佐々木亮、北周士の両弁護士。佐々木弁護士は昨年6月以降、身に覚えがないのに「朝鮮学校への補助金交付に賛同している」と…
Natureは今年の科学界を振り返るため、2017年の10人を選び、彼/彼女らを通して今年のトレンドを探っている。選ばれた人たちは、科学者だけではない。患者さんもいるし、反科学の急先鋒もいる。個人的には名前を知らない人の方が多かったが、読んでみると2017年の科学界がよくわかる人選だ。中でも最後のToukan博士の話が一番印象に残った。感想を交えながら紹介する。 今年の10人David Liu: Gene corrector (遺伝子編集者)サイエンス誌の10大ブレークスルーにも選ばれていた。2重鎖RNAに働く デアミネースを用いて、DNAを切断することなく一塩基を編集する技術の開発だが、ゲノム編集できるようにするため、RNAデアミネースに変異を導入して、DNAにも働く一種の人工的酵素を作成、これをクリスパーシステムに組み込んで、任意のゲノム領域の一塩基をAからGに変換することに成功してい
政府は24日午前の閣議で、日本司法支援センター(法テラス)が行う無料の法律相談の対象として、ストーカーや配偶者、恋人からの暴力(DV)の被害者などを新たに加える総合法律支援法改正案を決定した。 大規模災害の被災者については収入を問わずに無料相談を行う法的支援制度創設も盛り込んでいる。今国会中の成立を目指す。法務省の有識者検討会が昨年6月、ストーカー被害の深刻化などを受け、法テラスでの相談体制の強化などを提言していた。 法テラスでは、経済的に余裕がない人のために弁護士が無料で法律相談に応じているが、対象は民事事件に限られ、刑事事件に関しては、相談先として一般の弁護士などを紹介することになっていた。ただ、刑事事件であっても緊急の支援を必要とする場合があり、特にストーカー被害などの場合には生命の危険にも関わる可能性もあることから、有識者検討会の提言では早期に相談できる制度改正を求めていた。 今回
東京の52歳の弁護士が、国選弁護人を務めていた傷害事件の被害者の女性らに、無理やり被害届を取り下げさせようとしたなどとして、警視庁に強要未遂などの疑いで逮捕されました。 調べに対し、容疑を否認しているということです。 警視庁の調べによりますと、棚谷弁護士はDV=ドメスティックバイオレンスで傷害の罪で起訴された被告の男の国選弁護人を務めていましたが、去年9月、被害者の20代の女性や母親に封書などを送り付けて「お前は法廷で証言させられるが何もいいことはない。1日も早く心にもない被害届や告訴を取り下げろ」などと迫ったとして、証人威迫と強要未遂の疑いが持たれています。 警視庁は、去年8月に被害者の女性からDVの相談を受けて捜査する過程で一連の経緯を把握したということで、詳しいいきさつをさらに調べています。 警視庁によりますと、調べに対し棚谷弁護士は容疑を否認しているということです。
慰安婦問題の記事を書いた元朝日新聞記者・植村隆氏(56)=北星学園大非常勤講師=の代理人弁護士の事務所に大量のファクスが送りつけられ、業務が妨害されたとして、東京弁護士会は17日、「権利擁護に尽力する弁護士を標的とした、極めて悪質な司法への攻撃だ」とする高中正彦会長名の声明を発表した。 ファクスを送りつけられたのは、植村氏が出版社などに損害賠償を求めた訴訟の弁護団事務局長・神原元弁護士(横浜弁護士会)の事務所。東京弁護士会などによると、今月7日早朝から昼にかけ、同事務所に発信者不明で、植村氏と家族を中傷し、慰安婦問題を揶揄(やゆ)する内容のファクスが計431枚送られた。このため受信容量がオーバーし、ほかの受信ができなくなったという。 神原弁護士によると、17日も同様のファクスが届き、機器が使用できない状況だという。すでに神奈川県警に相談し、偽計業務妨害の疑いで被疑者不詳のまま刑事告訴すると
傷害事件の被害者に加害者の男が被害届を取り下げるよう脅す手紙を送りつけた事件で、札幌地方検察庁は男から頼まれて手紙を郵送した弁護士について、23日、嫌疑不十分で不起訴にした一方で、札幌弁護士会に対し懲戒処分を求める申し立てを行いました。 懲戒処分を請求されたのは、札幌弁護士会に所属する20代の男性弁護士です。 札幌地方検察庁によりますと、この弁護士は、今年5月、傷害事件の弁護を担当した際、事件の被害者に被害届を取り下げるよう脅す内容の手紙を被告の男から預かり、そのまま郵送していたということです。 男は23日、証人威迫の罪で起訴されましたが、弁護士は任意の調べに対して「手紙の内容は確認していなかった」などと関与を否定したということで、札幌地検は嫌疑不十分で不起訴にしました。 その一方で、札幌地検は安易に手紙を郵送したことなどについて「弁護士としての品位に反する」として、23日、札幌弁護士会に
「自分の思い通りにしたい」人たち 世の中には、「自分の思い通りになる」ことに異常に執着する人がいるが、これはある種の人格の偏りである。 人格に偏りがあっても、社会に害悪を及ぼしトラブルを起こさなければ問題はなく、「自分の思い通りになる」ことに執着して自分で苦しむだけなら弊害は少ない。また、人格の偏りが創造的な活動の原動力となることがあり、「自分の思い通りにしたい」という執着が前向きの自己実現に向かえば、すぐれた業績と結びつく。植村直己は、若い頃から密入国や外国での不法就労、放浪と冒険を繰り返し、日本ではまともに働いたことはない。植村直己は知名度が高かったので国民栄誉賞を受賞したが、日本では、仕事をせず一生放浪と冒険に明け暮れる人間は、その人格や性格の偏りが問題視され、非難の対象となることが多い。社会の激動期には人格に偏りのある者がリーダーとなることがしばしばあり、織田信長には反社会的人格障
栃木県弁護士会トップページ > 栃木県弁護士会からのお知らせ > 代理人弁護士に対する暴力行為に関する抗議声明 代理人弁護士に対する暴力行為に関する抗議声明 平成24年5月22日、福岡県弁護士会に所属する弁護士が、受任していた事件の相手方からナイフで切りかかられ、頭部等打撲、両手指切創等の傷害を負う犯罪が発生した。 当会においても、平成24年6月14日から同月15日の間、当会所属弁護士の事務所に脅迫文が投函されるという脅迫事件が発生した。 脅迫文を投函したのは、妻との間で訴訟となった夫であり、上記弁護士は妻の代理人となっていた。 脅迫文は弁護士宛で、関係者が血の海になることを覚悟の上強制執行してほしい、今の段階で警察に連絡しておけ、予定殺人である等のことが記載されていた。 犯人がいかなる動機で犯行に出たのかは今後の捜査によって明らかになると思われるが、暴力をもって紛争の解決を図ることは、法
札幌で46歳の男が、元交際相手の女性に怪我をさせたとして傷害罪で逮捕され、4週間あまり監禁していたとの容疑でも取り調べを受けているという。 毎日jp:傷害:DV相談中に暴行、46歳男逮捕 札幌 道警によると、女性は昨秋から容疑者と交際していたが、12月末に暴行を受け110番。今年4月には公的機関に緊急避難し、5月に転居した。数日後に容疑者が付近を歩いているのを見て再び110番した。捜査員はいずれも被害届を出すよう勧めたが、女性は断り、道警は容疑者に対し付きまといをしないよう口頭での警告にとどめていたという。 その後、暴力を受けて連れ去られ、監禁されたが6月14日に市内の飲食店に駆け込んで110番して助かったというのである。 この事例のように、暴力被害を受けている女性が、そのことを警察に相談したり、シェルターに避難するまでに至っているのに、なお被害届は出すのをためらったり、ましてや裁判所の保
「モンスター・ペアレント」という言葉も、かなり一般的に使われるようになりました。この言葉の本格的な登場は、それこそ、この3、4年という感じですが、いうまでもなく「モンスター」はずっと昔から存在していました。 この言葉が、無理難題を教育現場に持ち込む親のことを指すと知ったとき、真っ先に思い出したのは、高校時代に学校にどなりこんできて、校内で話題になった、一級上の女子生徒の父親のことでした。 「何でうちの娘の担任が彼女なんだ」 大学教授であるその父親は、自分の娘の担任が、若い女性教諭であることクレームをつけ、変えるように要求してきたのでした。その女性教諭に、もちろん問題があったわけではありません。まだ、経験が浅くても、真面目に一生懸命生徒に向き合っているという印象の先生でした。 要するに気位の高い父親が、若いというだけで難くせをつけているとしか、生徒には思えず、当時、職員室で泣いていたその女性
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