塩釜・地震保険金で生活保護打ち切り 市の処分取り消し 東日本大震災による地震保険金や義援金が収入とみなされ、塩釜市に生活保護を打ち切られた女性(63)の審査請求について、宮城県は、同市の保護廃止処分を取り消す裁決を行った。県によると震災関連の同様の請求は4件あり、保護廃止を取り消したのは初めて。 5日付の裁決によると女性は多賀城市の自宅が全壊し、昨年5月に塩釜市に転入。直後から生活保護を受けたが、塩釜市は7月、女性が得た地震保険金約57万円や義援金を理由に保護を打ち切った。女性は不服として8月に県へ審査請求した。 裁決は、保険金などの扱いに関し「対象世帯の自立更生に充てる額は収入と認めない」とした厚生労働省の通知に言及。塩釜市が女性の自立に必要な額を確認しないまま、保険金などを収入認定したことを問題視し「妥当性を欠く」と指摘した。5、6月分の生活保護費計約18万円の返還を求めた処分も、
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