韓国の映画監督キム・ギドクが、自身の性的暴行疑惑を番組で取り上げたとしてテレビ局を相手に起こした損害賠償請求訴訟で敗訴した。 【関連】「性的暴行疑惑」が浮上した韓国スターたち ソウル西部地裁民事12部(チョン・ウニョン部長判事)は10月28日、キム監督が女優のAさんとテレビ局のMBCを相手に起こした10億ウォン(約1億円)の損害賠償請求訴訟で、原告の請求をすべて棄却し、訴訟費用も原告が負担するよう判決を下した。 去る2018年3月、MBCの時事番組『PD手帳』(原題)は「映画監督キム・ギドク 巨匠の素顔」編で俳優たちの証言をもとにキム監督のセクハラ行為を告発し、同年8月には「巨匠の素顔、その後」編を放送している。 これに対し、キム監督は2019年3月に女優のAさんとMBCが虚偽の主張をもとに番組を制作、自分の名誉を毀損したとして彼らに10億ウォンを請求する損害賠償訴訟を起こした。 Aさんは