≪記事概要≫ カナダの俳優・監督たちが連邦政府の改正法案に猛烈に抗議した。改正内容は、カナダ資本による映画・テレビの作品に一定の検閲規制をかけるというもので、検閲に通過しなかった作品には政府からの補助が出ないというものだ。 この修正案が通れば、ジョゼー・ヴェルネールカナダ民族遺産・女性の地位・公用語担当大臣の権限で完成した作品に検閲をかけることができる。 これに対し製作者側は、検閲により倫理コードが掛けられることで、表現の自由とカナダエンターテイメント業界の衰退という二重の打撃が襲い掛かると訴えている。 (2008年4月11日 the Globe and Mail) the Globe and Mail:カナダ2大全国紙のひとつ。地方記事よりは政治、経済、国際記事が充実している。CTVglobemedia Publishing Inc.グループに所属。 ≪解説≫ この修正案には二つの問題が