大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。 リーバイ・ストラウス社(Levi Strauss & Co.)が自社ブランドであるリーバイス(Levi’s)とドッカーズ(Dockers)の宣伝(予算5,000万ドル)のメディア・プラニングとバイイングを任せるエージェンシーを決めるためコンペを行ったが、そのために同社が用意したRFP(Request for Proposal: 提案依頼書)の内容が物議を醸している。 このRFPの「媒体効果評価(Media Efficiency Review)」の項目で、同社はコンペ参加エージェンシーに、“広告効果データの有効性を実証するために、他の広告主への請求金額と、エージェンシーのデータベースにより測定された広告ごとのターゲット・オーディエンスのインプレッション数を開示する”ことを求めたのだ