10月初めのファッションウイークのパリ、あちこちで盛り上がった話題があります。 この月から施行された修整写真に関する新しい法律のことです。修整された写真を公共の用に供す場合には、修整されたものであることを表示しなければいけないことになりました。これに反したら罰金約500万円(約3万7500ユーロ)です。 タイヘンなことじゃありませんか! 写真は修整するのが当たり前みたいなもの、写真の修整がよくなくて化粧で化けるのは構わないというのでしょうか? 化粧だけじゃない、ライティングひとつで見間違うような変身は可能です。美容整形はどうでもいいというのでしょうか。 なにも法律まで作らなくても… さっそくパリマダ(パリのマダム)に尋ねてみました。 「その話、最初に聞いたとき、“へぇ!”と驚いたわよ。フランス人は美しいものが好きなのよ。パリの警察官はイケメンじゃないと採用されない、と言われていたもの。理由