戦争や民族紛争、宗教的迫害などで母国から逃れてきた人々。それらの一部は日本に来て、難民申請を行っている。日本国内で2014年に難民申請を行った人たちは5000人にのぼるが、そのうち、日本政府に難民と「認定」されたのは、わずかに11人にすぎない。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の資料によると、2014年に難民申請をした人は、世界中で166万人で、うち27%が難民認定されている。一方、日本の認定率はわずかに0.2%。認定率は世界平均の100分の1にも満たない。 日本の難民認定はなぜ、こんなことになっているのか。1992年からビルマ(ミャンマー)難民の認定申請を支援しており、法務省の「難民認定制度に関する専門部会」の委員も務めた渡邉彰悟弁護士に聞いた。 ●「国が認定しなくても、難民は難民」 ——難民認定される人数が極端に少ないのは、なぜでしょうか。 日本で難民認定をしているのは、法務省入
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