「長崎市幹部による性暴力事件の被害者を支える会」発足記念シンポジウムで基調講演する北原みのりさん=長崎市茂里町の長崎新聞文化ホールで2019年11月17日午後2時17分、安部志帆子撮影 日本新聞労働組合連合(新聞労連、南彰委員長)は17日、2007年に長崎市幹部から性的暴行を受けたとして提訴した女性記者を支援する「長崎市幹部による性暴力事件の被害者を支える会」の発足を記念したシンポジウムを長崎新聞文化ホールで開き、約110人が参加した。基調講演した作家、北原みのりさんは「女性が黙ることが当たり前になっている社会をどうやって変えていけるかが問われている」と訴えた。【中川聡子/統合デジタル取材センター、安部志帆子/久留米支局】 女性記者は07年7月に市の原爆被爆対策部長(当時、同11月に自殺)と取材で面会した際に性的暴行を受け、その後も別の市幹部から虚偽のうわさを流されるなど2次被害を受けたと